冷蔵庫・冷凍庫/冷蔵庫関連情報

2011-12年・冷蔵庫の新製品トレンド(2ページ目)

「節電」機能がメインとなり、画期的なニュースが少なかった冷蔵庫。2011年に発売された冷蔵庫の新製品について、各メーカーが力を入れているポイントをまとめました。

執筆者:戸井田 園子

引き出し室がさらに大容量に~パナソニック【XVシリーズ・Tシリーズ】

ムダを見つけて自分で節電する冷蔵庫として人気の「エコナビ」。室温・庫内温度・開閉を感知するセンサーは他社も搭載していますが、照度センサーを搭載しているのはパナソニックのみ。これにより、照明が消えたら冷蔵庫を使わないと判断して節電するとのこと。さらに、3週間分の曜日・1時間ごとのドア開閉を分析し、予測した結果と当日の使用状況を合わせて最適な運転をするというから驚きです。冷蔵庫も賢くなったものです!
 
パナソニック冷蔵庫

脇にある無駄なスペースを、アンダーレールにすることで容量UP!

今年の進化は、100%全開する引き出し式収納「ワンダフルオープン引き出し」。従来の引き出しは上部にレールがあったため、無駄なスペースがありました。そこで、アンダーレール機構を採用。ケースの大型化が可能になり、食品収納スペースは野菜室4L・冷凍室4Lの合計約8Lアップ。ケースが大きくなった分、本体とケースの隙間が狭くなり冷気の漏れも抑える効果もあるとのこと。大容量化と冷却効率の向上を両立しています。

 
パナソニック冷蔵庫

微凍結状態なので包丁でサクッときれる「パーシャルフリージング」

またXVシリーズでは、新たに、約マイナス1~マイナス3℃の微凍結状態で、肉・魚・加工食品を保存する「パーシャルフリージング機能」を搭載。約1週間保存が可能になり、解凍の手間が不要で時短にも貢献する人気機能です。以前にも搭載されていたので、厳密に言えばファンの声により復活! というのが正しいかもしれません。また、従来のチルド機能(約0℃の温度帯で保存)にも切り替えられるので、保存する食品にあわせて使い分けが可能です。

「エコナビ」に加え、新・真空断熱材(F556XVのみ)や高効率コンプレッサーを採用してさらに省エネ性を高めたり、庫内を清潔に保つ独自の「ナノイー」や、手が届きにくい最上段にコンプレッサーを配することでスペースを有効利用する「トップユニット」など、省エネと使いやすさに配慮された、バランスの良い製品です。

参考:メーカー製品サイト
参考:ニュースリリース
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