長持ちする家-お金かからない?
耐久性や遮音性など住宅の品質を等級で示す「住宅性能表示制度」は2000年に導入されました。この表示制度は欠陥住宅対策などを目的に導入され、地震に対する強さや配水管の交換しやすさなど9分野29項目についてまとめられています。その後、2009年には長持ちする住宅の普及を目指す「長期優良住宅普及促進法」が施行されました。劣化対策や耐震性など9項目があります。そして定期的な点検や補修をしながら住み続け、補修記録など住宅履歴書を作成していくことが義務づけられています。住宅表示制度では排水設備などの点検が基準となっています。しかしながらこれらに関係する住宅設備機器の保証は意外と短く、大きな出費になる可能性があります。長持ちする家といっても何もお金がかからずにそのまま長持ちするという訳ではないのです。83%のユーザーが故障・不具合を体験
私たちの暮らしを豊かで便利にしてくれる住宅設備機器ですが、近年はIHクッキングヒーター、エコキュート、太陽光パネルやエネファームなどの大型機器が住宅に採用されるケースが増えています。こうした中で、設備機器に取り囲まれた新たな課題として、住宅設備の機器の故障や不具合があります。大手住宅設備機器のデータによりますと、なんと83%のユーザーが設備機器の保証、不具合を体験しているといいます。一般に製品の保証期間は最大で3年間ぐらいあり、それ以降は全額自己負担となります。2010年6月 日本リビング保証(株)実施アンケートより