男のこだわりグッズ/文房具・小道具

確かに「新しい」書き味を実現した第五の筆記具登場

万年筆でもボールペンでもローラーボールでもペンシルでもない、新しい筆記具が登場しました。それは、その一本に50以上の特許を内包して、万年筆の書き味と馴染んでいくペン先、ボールペンの扱いやすさと耐水性、耐光性を備えています。その、新鮮で滑らかな書き味を、是非、一度お試し下さい。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド

もはや書き味が良いは当たり前なのが現代の筆記具

インジェニュイティ01

パーカー「インジェニュイティ スリムブラックCT 5th」1万8900円(ニューウェル・ラバーメイド・ジャパン株式会社 オフィスプロダクツ事業部 TEL:0120-673-152)

筆記具は、とても身体に近い道具だからか、ずっと進化と変化を繰り返して、いつの間にか、「書き味がいいのは当たり前、どの書き味が好きかで選べる」というのがスタンダードになっています。筆圧の強弱どころか、書いた時にカリカリと引っ掛かる感じが好きとか、とにかく滑らかであればあるほど好きとか、スラスラとかヌラヌラとかパキパキとか、好みも千差万別なら、それを受け止める筆記具も多種多彩。同じボールペンでも、ボールの形状、インク、グリップ、ペン先の形状や素材など、書き味を決める要素は実にさまざま。
インジェニュイティ02

ラインアップは、スリム(写真上)の他にレギュラー(写真下)もある。各1万8900円。また、ブラック以外に、新開発のラバーラッカーを使用したタイプなどもある(こちらの価格は2万1000円)

そんな筆記具は、それでも大きく分ければ、万年筆(付けペンも含む)、ボールペン、ローラーボール(水性ボールペン)、ペンシル(鉛筆、芯ホルダー、シャープペンシルを含む)の4つです。ただ、今回取り上げるパーカーの「インジェニュイティ」は、そのどれでもない「第五の筆記具」だというのが大きな特徴になっています。その仕組みに興味があって、メーカーからお借りしたのですが、これが使ってみると、かなり良かったし面白かったので、その実際の使い心地を中心に、紹介したいと思います。

次ページから、これまでに無い書き味の正体を探ります
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