海外の株式に投資するETFの種類
海外の株式に投資するETFには様々な種類がありますが、「世界中に投資するもの」「先進国に投資するもの」「新興国に投資するもの」に大きく分けることができます。さらにこれらは、「地域別に投資するもの」「個別の国に投資するもの」「業種別に投資するもの」「企業の規模別に投資するもの」「テーマ別に投資するもの」に分けられます。それぞれの主なETFについてご紹介しましょう。
世界中の株式に投資するETF
まずは世界中の株式に投資するETFから見ていきましょう。上場インデックスファンド世界株式<1554>は海外の先進国と新興国の株式に投資できるETF。国内で上場しているので、どの証券会社でも購入できます。投資対象国に日本は入っていないので、TOPIXや日経平均株価に連動するETFと組み合わせることで世界中の株式に投資できます。
米国に上場しているiシェアーズ MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス・ファンド<ACWI>や、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF<VT>であれば、1本で日本を含む世界の株式市場に投資可能です。楽天証券やSBI証券、マネックス証券など海外ETFを取り扱っている証券会社で購入することができます。
世界に投資するタイプの海外ETFの中には、アメリカを除く先進国と新興国の小型株に投資するバンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップETF<VSS>というのもあります。上記の世界全体に投資するETFとこのETF、さらにアメリカの小型株に投資するバンガード・スモールキャップETF<BV>とを組み合わせると、世界の大型株、中型株、小型株を網羅したより幅広い分散投資を実現できます。
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