妻より愛人の心配をした夫
「とっさのときに思い浮かべる大切な人は誰ですか?」自分の心のありようも見えてくる瞬間です
(ケース例)
「最初に電話をかけた相手は妻ではありませんでした」と話すのは、Rさん。結婚12年目の男性です。Rさんが心配したのは家にいる妻ではなく、不倫関係になって3年目の相手のほうだったといいます。
「もちろん、その後で妻には電話をしましたが、それは義務感からというか……。帰宅してからも、『会いたい』と思うのは彼女のことばかりでした」というRさんでした。
(考察)
「誰がいちばん大切か?」を考えたとき、妻よりも不倫相手のほうだった、と離婚に踏み切る男性もいます。絆を深める相手が妻ではなく不倫相手だったことに気がついた場合、残りの人生を誰と生きていくかを考えて、今の妻とは離婚する、というケースです。
「震災離婚」を防ぐには?
震災離婚を防ぐためのひとつは、相手への思いやりを態度でしめすことです。たとえば、「無事でよかった」と思ったときに、その気持ちを素直に伝えるようにします。結婚生活が長くなれば、改めてお互いの気持ちを確認する機会も減り、照れくさい思いもしますが、言葉にすべきときもあるのです。
相手が求めているのは何かを考えて、初心に戻ってみるのもいいでしょう。絆を深める機会にできるように、一度、夫婦でしっかり今の気持ちを話し合ってみることをおすすめします。