鉄道/駅、鉄道グッズ

富士急行富士吉田駅、富士山駅に改名リニューアル(3ページ目)

富士急行の富士吉田駅が2011年7月1日より富士山駅と改名されリニューアルオープンした。駅ビル入口には朱色の大鳥居が建立され、富士登山の玄関駅のシンボルとして観光客にアピールしている。ホームをはじめ駅ビルの展望デッキに至るまで、JR九州の観光列車をデザインした水戸岡氏がデザインし、面目を一新した。夏休みのリゾートには富士山駅を拠点に富士山周辺を散策してみたい

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

楽しみな展望デッキと地下のフードコート

展望デッキ

富士山の眺望が楽しめる展望デッキ

富士山を眺めるなら、駅ビル6階の展望デッキもある。ウッドデッキにベンチやテーブルが配置されている。富士山側は屋根付きで、雨に濡れずに眺望が楽しめる。とはいっても、悪天候なら富士山の姿は見えないだろう。三輪車が置いてあるのは、子供が退屈しないためだろうか。すべて水戸岡氏のデザインで駅ホームと共通のコンセプトが貫かれている。

たいやき

新名物ふじやまたいやき

駅ビルの地下にはフードコートがある。富士山食堂では、地元「吉田のうどん」「富士宮焼きそば」が食べられる。テーブルの片隅には富士山からのライブカメラ映像が眺められたり、地元の情報が得られるインターネット端末が設置され、旅行者への便宜を図っている。「ふじやまたいやき」という新名物も発売され、さっそく評判になっている。

ユニークなバスと富士山駅へのアクセス

KABAバス

屋根のないKABAバス

富士山駅から河口湖方面へは、そのまま富士急線の電車に乗っていけばいいが、山中湖方面へは鉄道の便はない。公共交通機関はバスのみだが、KABAバスというユニークなオープンバスが走っている。今夏の毎週金曜日には山中湖まで行って、YAMANAKAKO NO KABAという名の水陸両用バスに乗り継ぐ楽しいバスツアーも企画されている。富士山周遊は富士急行の電車とバスで楽しむのがトレンドになりそうである。

駅名標

富士山駅駅名標

富士山駅へは
大月から普通列車で約45~50分、片道990円、
フジサン特急は約35~40分、特急券+300円、
富士登山電車は約40~50分、着席券+200円

■おトクな切符
フジサン特急フリーきっぷ=2200円(2日間有効)
<大月~富士山駅をフジサン特急で往復すると2590円だから390円おトク。足を延ばして富士急ハイランドや河口湖へも行ける>

河口湖・山中湖セレクトフリーきっぷ(JR東日本首都圏各駅で発売、発売しない駅もある)
都区内から大人4500円。新宿から単純に富士山駅まで往復するだけでも40円おトク。富士急全線のみならず、富士五湖周遊バスにも乗れる

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富士急行下吉田駅にオープンしたブルートレインテラス

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