東北地方の農村で盛んだった「刺し子」は、布地に細かな幾何学模様などの図柄を刺し縫いするもの。もともとは、布を強くしたり、粗く織られた布の保温力を高めたりする目的で作られたものです。その技法を機械織りに応用したのが「刺し子織り」。

布を織ると同時に刺繍も刺していくという特殊な織機で織られるもので、機械織りとはいえ1時間に1mしか織ることができず、機械にほぼ付きっきりで調整を行わなければならないという、手間ひまのかかる布です。しかし、丈夫で美しい、普段使いの布。最初はものを包む布として使い、少しくたびれたら食器拭きなどに、その後は台拭きに、と、ながーく使えます。

刺し子織りの小風呂敷とSIWA(紙和)のバッグ

刺し子織りを作れるのは福島県月館町の三和織物の大峡健市さん、ただ一人。とてもレアなファブリックです。写真の刺し子織りは奈良の老舗・中川政七商店のブランド「遊 中川」のオリジナル柄。森と鹿が描かれているのが分かりますか?(遊 中川 鹿の刺し子織り小風呂敷2,940 円)。これでお弁当を包んで、SIWAのバッグに入れてお出掛けすると、気分も上々。雨が降っていてもへっちゃらです


刺し子織りの小風呂敷で包んだお弁当箱を入れるのは、SIWAのバッグ。SIWAは、和紙のしなやかさと耐久性を兼ね備えた新素材「ナオロン」を使って、身の回りの品々を作りだすシリーズ。ブックカバーや小物ケース、帽子やスリッパなどのアイテムも発表されています。バッグは気軽に使えて、軽くて、小さく畳むこともできる優れもの。なんといっても、この梅雨時、雨に濡れても気にしなくていい、という点が素晴らしい。

むしろ「濡れちゃってもいいのよー、破れないんだからー」と、誇らしげな気持ちで、雨の中でもずんずん進んでいけるのが良いのです。バッグの落ち着きのある色合いと、鹿や森を描く赤い糸との組み合わせで元気になれる。雨が続く今の時期にぴったりの、最強セットと思っています。

●遊 中川 鹿の刺し子織り小風呂敷
●SIWA バッグ スクエア M レッド
●風呂敷で包んだお弁当箱は(見えませんが)大館工芸社のHANAです


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