収納家具・棚・タンス・シェルフ/収納家具・棚・タンス・シェルフの選び方

スマートな転倒防止パーツが登場

背の高い家具は倒れそうで心配。でも従来の転倒防止器具は無骨で美観が気になりませんか? 安全&見た目を考えた新製品をご紹介します。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

これまで転倒防止パーツと言えば、L型金物、チェーン、突っ張りタイプが一般的。ところが、それでは安全性と美観とのジレンマがあって、取り入れたいけれど迷っている。そんな声をよく耳にしていたのですが、ようやくスマートなパーツが登場しました。

ワイヤーで転倒防止

転倒防止金物

壁と家具を固定するワイヤー金物

転倒防止パーツは数種類ありますが、設置する場所や取り付け方、地震時の揺れ方などの諸条件によって安全性の度合いが左右されるのが実情です。とはいえ、何もしないことへの不安を抱きつつ見た目のことも考えたパーツはないものかと、あちこち探している人は多いことでしょう。

ことにリビングのような場所では、美観にも配慮したいので、安全かつ目立たないことが大きなポイント。そしてパーツ自体がスマートなものが望ましい。そんな視点で探したのが、ワイヤーグリップで定評のある荒川技研工業の転倒防止パーツです。商業施設ではディスプレイの落下を防ぐなどの目的ですでに使われているそうで、それと同様のパーツが家庭でも活用できるようになりました。


ピクチャーレールで家具をサポート  

ピクチャーレールと無印良品の家具固定

無垢材でビス留めできる家具を選びたい。画像のシェルフは無印良品のもの

収納家具を天井や壁に固定する場合は、転倒防止用の金物や突っ張りタイプを使って、下地材のある所にセットするのが基本です。ところがその下地のある所と、家具を置きたい場所とが一致するとは限りません。

その点で、壁面のピクチャーレールを使ったワイヤー方式というのは、家具の配置に自由度があります。あらかじめピクチャーレールを壁に取り付けておけば、置きたい所に合わせてハンガーを移動させて、そこにワイヤーをセットすることが可能。さらに同じ壁面にアートフレームやラックなども吊るして、ピクチャーレール本来の使い方を併用すれば、ディスプレイの場としてアレンジできて、安全対策の目的以外に活用できます。また、ワイヤーのもつ質感を活かしたインテリアとして、積極的に取り入れてみるのもいいでしょう。

さらに安全性を高めるためには、どのパーツを使う場合でも収納法への配慮を忘れずに。背の高い家具では、下の方に重たいモノを収納して重心を下げること、倒れたときに避難経路をふさがない位置に家具を置くこと。この2点を必ずチェックして、転倒防止パーツだけに依存しないよう心がけましょう。


取材協力
商品のお問い合わせ
荒川技研工業株式会社
東京都渋谷区神宮前5-7-12
TEL 03-5774-8190
http://www.arakawagrip.co.jp


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