「大地を守る会」と提携したフレンチレストラン
フレンチというと、ここしばらくビストロが元気ですよね。でも時には、もう少しオシャレにレストランを楽しみたい、と思うことがありませんか?そこでオススメしたいのが、ウェスティンホテル東京の「Victor's(ビクターズ)」。22階からの眺めも素晴らしい以前より人気のレストランですが、実はコンセプトをがらりと変え、新しいレストランに生まれ変わったばかりなのです。
新コンセプトは「前菜からデザートまで、主役はおいしい野菜」! と言っても、ベジタリアンレストランになってしまったわけではなく、なんと、有機野菜の宅配で定評ある「大地を守る会」と提携し、全国各地から独自の厳しい基準を通過した安全で美味しい野菜をふんだんに味わっていただきますよ、という宣言なのです。
3月リニューアル時のメニューからご紹介すると、野菜が主役の意味は、前菜の「3種の野菜(トマト、オニオン、茸)とシーフード(鮪、帆立貝、春鰯)の温かい樽と フレッシュハーブのピストー添え」を口に運んだ瞬間に納得。
3種の野菜(トマト、オニオン、茸)とシーフード(鮪、帆立貝、春鰯)の温かい樽と フレッシュハーブのピストー添え
「オーガニック人参のコンソメゼリーとムース シトラスの香り」は、人参の自然な強い甘さにびっくり
特に野菜のみのお皿では、食材の認識が変わるほど味の個性が際立っていて、野菜の味の豊かさを知らされます。でも、それを超えておもしろいのが、やはりメイン料理。
桜鯛のパンフライと春野菜のポトフ 春菊のグリーンソース
肉料理「牛フィレ肉のグリルと5種類の野菜の付け合せ」で驚いたのは、牛フィレ肉とゴボウの組み合わせ。
牛フィレ肉のグリルと5種類の野菜の付け合せ メークイン(フライとピューレ)、 小カブと皮付き玉ねぎのロースト、人参のタタン風、キャベツの煮込む、ゴボウ風味のナチュラルエッセンス
デザートの「シェフこだわりの野菜と果物のデザート盛り合わせ」でも、大きな感動が。
シェフこだわりの野菜と果物のデザート盛り合わせ カブのブランマンジェ カボチャのプリン 根生姜風味のゼリー茄子のコンフィと共に 人参ケーキ 柑橘類のクレメダンジュ フレッシュ苺のシャーベット
古屋シェフにお話を伺ったところ「取り寄せた野菜を味見すると、旨味が強いので、それをどう料理し他の食材とマリアージュさせようか、とても想像力を駆り立てられ、楽しい」とのこと。
最新6月のメニューは、
前菜:フランス産フォアグラとルバーブの大理石 野菜とフルーツの小さなタルト添え
スープ:有機野菜のポタージュ カプチーノ仕立て
メイン:フランス産ほろほろ鳥とフォアグラのロースト 夏キノコのブイヨン煮込みと、サマーオレンジ風味のポテトピューレ
これからも美味しい野菜に刺激を受け、シェフが一段上のマリアージュを見せる印象に残る料理が期待できそうです。
■ウェスティンホテル東京「Victor's(ビクターズ)」
ビクターズは夜景も格別
TEL:03-5423-7865 (レストラン予約センター)9:00~21:00
営業時間:11:30~14:30、17:30~21:30
料金:ランチ3000円~、ディナー6500円~(税・サ込)