プリウス/プリウスの最新情報・試乗レビュー

プリウスαに乗って気付く、3つの「あらま!」(2ページ目)

震災のため発売延期となっていたプリウスαの試乗会が行われた。結論から書くと「なかなかいいですね!」。実は2月時点で短い距離の試乗をしていたのだけれど、お台場のメガウェブの中にある『ライドワン』という速度域の低いコース。やはり一般道で乗らないとクルマの評価など出来ない。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド

3つ目の「あらま!」の理由


プリウスα

エンジンやハイブリッドシステムには変更なし。3列シートモデルではニッケル水素電池ではなく、より小型なリチウムイオン電池を採用している

幸運にも(どういう経緯か不明)乗り心地の質感に決定的な影響を与えるショックアブソーバーは、KYB製を使うプリウスに対し日立製。これだけで乗り心地の良さが保証されたようなもの。プリウスの兄弟車であるレクサスCT200hもショーワ製のショックアブソーバーだから乗り心地良い。

プリウスもプリウスαくらい乗り心地が良かったらいいのに、と強く思う。ショックアブソーバーの質感は「刺身にする魚の鮮度」のようなもので、調理人に相当する自動車メーカーが努力してもカバー出来ません。乗り心地にウルさい人でも、プリウスαに乗って乗り心地の悪さを感じることは無いだろう。

最大の弱点は?


プリウスα

受注台数は5月末で4万台弱という人気ぶりで、納期は最大1年近くかかる可能性も出ている

プリウスα、買いだろうか? プリウスを乗り継いで来た人であれば「う~ん」。プリウス乗りになったら燃費を追求したくなる。加えてプリウスのキャビンスペースだって決して狭くない。10%の燃費低下よりプリウスの効率の良さに魅力を感じるハズ。一方、初めてハイブリッドを買う人なら魅力満点だ。

プリウスと同じくらい本格的なハイブリッドで、しかも燃費はコンスタントに20km/L前後まで伸びる。キャビンスペースはマークX並に広い。それでいて235万円から買えるのだった。3万9000台のバックオーダーを受けるのも納得できます。最大の弱点は1年と言われる納期か?
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます