恋している自分を自覚する
気持ちが高ぶっているときに、冷静に自分の気持ちを見詰めることは難しいですが……
ちなみに、女性は恋するとすぐに相手の気持ちを気にしがち。「彼はどれくらい自分のことを好きかな」と逡巡しがちだけど、そんなこと気にするのは、付き合って3カ月してからでいいと思う。もちろん、女性として見てもらえているかどうかは、事前にチェックしておきたい大切なポイントだけど、その先の気持ちはゆっくり勝負。
少しづつ積み重ねていくものだし、少しづつしか積み重ねられないものだから。
ちなみに、相手に気に入られているか、愛されているかどうかの自己評価は、渋いくらいでちょうどいいと思う。自分を卑下したり、過小評価する必要はないけれど、“ポジティブな勘違い”も案外、恋を遠のかせるものだから。相手の気持ちに関しては、謙虚なほうが現実がよく見えるし、健気に愛を育てられる。
くだんの恋愛上手な先輩は、「現実の自覚と客観視は大事だけど、パターンを分析するのはよくない」とも。「こういう男にこうしたら、こうなる」と過去の自分の恋愛事例からパターンを決めつけて、がんじがらめになってしまうと、可能性に満ちたその恋愛の“今”を逃してしまうから。
相手の気持ちも自分の心も日々、変化していくもの。かけがえのない“今”を逃さずに、味わうことが、恋のパターンを抜け出す最善策なのだろうと思う。