リフォームの価格に大きく影響する商品グレード。同じような住宅設備や建材であっても、メーカーでは何種類ものカタログを用意して、リーズナブルなものから価格の高いものまで市場に提供しているのです。

そこで今回は、商品グレードの価格差の理由についてご紹介します。漠然と設備や建材のカタログを見る前に、ぜひ知っておきましょう。

フローリングは見た目よりも強度・耐久性

フローリング

木目が美しいことだけがフローリング材の良し悪しではありません。

フローリング床材は実に多くの種類が存在するリフォーム建材の一つです。フローリング材といえば決して合板・集成材、無垢材だけの違いではないのです。商品グレードに大きく影響するのはむしろ強度や耐久性です。

フローリング表面にキズ防止のコーティング加工がされているものや、圧縮処理がされている高強度のフローリング材は、見た目が均一で美しいだけでなく耐久性にも優れているため、商品グレード(費用)が高くなります。無垢材についても収縮が少なく反りにくいものが高級グレードとして扱われます。

リーズナブルな価格帯のフローリング材が1m2当たり4,000円前後からなのに対し、強度の高いフローリングは8,000~12,000円以上ですから、材料の価格差は約2~3倍以上となります。ただし、無垢材の中でも収縮の多い材料の場合はそれなりに施工費もかさむ傾向にありますので、工事費も含めて考えるようにしましょう。

外装建材は劣化のしにくさ、汚れのつきにくさ

屋根や外壁といった住まいの外装部は、やはり建物そのものをしっかりと守るということが求められるため、耐久性が重要視されるのはもちろんですが、メンテナンスが少なくても外装の劣化が少なくて済むものや、汚れがつきにくいもの、しかも雨で汚れが落ちやすいといった特徴をもっているものの方が、高級グレードとして扱われる傾向があります。

さらに最近では、耐震について関心が高い方が多くなっているため、建材の強度と合わせて素材の軽さも一つの性能と見なされています。これらの性能を数多く満たした建材がより高級なグレードと言えます。一般的な戸建住宅の場合、普及価格帯の外装建材が100万円前後で揃うのに対し、高級価格帯では300万~400万円(タイル仕上げ外壁など)となることもあります。

次のページでは、水回りの商品グレードについてご紹介します。