妻たちの「婚外恋愛」エピソード
妻たちの「婚外恋愛」エピソード
もっとも、彼女たちは「浮気」や「不倫」という言葉からイメージする“後ろめたさ”がつきまとう生々しいものではなく、「婚外恋愛」と呼ばれるような雰囲気重視のものを求める傾向があるのも事実。そこで今回は、最近急増している、妻たちが婚外恋愛に走ったエピソードをご紹介しましょう。
自分のことしか考えられない「オレオレ夫」の妻の場合
自分のことばかり考える子どもっぽい性格の夫に愛想を尽かした妻が走った婚外恋愛のお相手とは…
「病院から夫に電話を入れたのですが、自分の仕事に支障をきたさないかということだけが心配だったみたいで、『オレにうつすなよ』と冷たいひと言のみ。夜も自分だけ食事を済ませて帰宅したと思ったら、会話もせずにサッサと別室で眠ってしまったんです。私は空腹だったのに……」。もともと、同い年で自己中心タイプの性格の夫には嫌気がさしていたこともあり、K子さんはガッカリしたそうです。
一方、婚外恋愛のお相手は恋愛経験も豊富とのこと。同じ晩の対応も夫とは180度違いました。「年上の余裕というか、器の大きさの差というか、とにかくフォローが完璧なんです。『ちゃんと、あたたかくして眠るんだよ。食事、届けようか?』とか『苦しいときは、いつでも駆けつけるからね』とか、無理なのはわかっていても優しいメールについホロリとなってしまって……」。結局、病気が回復したあたりから2人の関係は本格的にはじまったのでした。
夫にないものを求める妻へのアドバイスとは?
K子さんの夫のように、自分のことばかりを考えてしまう「オレオレ夫」や、釣った魚にはエサはやらないとばかりに家族への態度がぞんざいになる「手抜き夫」は、少なくありません。このような鈍いタイプの夫は、思いやりがないというよりは、妻が何を望んでいるのかを自分からは気づけないのです。
ですから、夫が察するのを待つのではなく、「身体がツラいので帰宅のついでに何か食べるものを買ってきてもらえるとうれしいな」というように、「こうしてもらえるとうれしい」ということを具体的に伝えて、“しつけ”をすることが大切になります。
夫で満たされていれば、妻は浮気には走りにくくなります。夫の思いやりがブレーキになるからです。そのためには、妻が夫に欠けている部分をフォローするつもりで接してあげる必要もあるでしょう。
セックスレスが何年も…… 「淡泊夫」の妻の場合
ひとりの女性として見られたいという気持ちはいくつになってもあるもの。夫にないものを求めてしまう妻たちの本音とは?
結婚4年目で一児の母のM美さん(41歳)の婚外恋愛ははじまったばかりだといいます。お相手は、学生時代からの男友達。きっかけは、「夫とのセックスレスについて悩みを相談しているうちに、なんとなく……」とのこと。女性として見てもらえる相手と一緒にいることで、失いかけていた自分の自信が取り戻せたような気分になるとM美さんはいいます。
夫とは、出産を機にセックスレスになったというM美さん。出産直後はM美さんがその気になれず、夫からの誘いを何度か断っているうちに、3年が経過してしまったそうです。今ではもう夫からの誘いもなく、それはそれで「夫も浮気をしているのではないだろうか?」と心配だとか。夫婦の寝室も別のまま、最近は「夫と別れて、男友達とイチからやり直そうかとも思っています」と早くも本気モードの様子です。
セックスレスは離婚の原因にもなり得ます!
「たかがセックス」などと、あなどっていてはいけないのが、夫婦のセックスレス問題です。M美さんのご夫婦のように、セックスレスである期間が長ければ長いほど、関係をもとどおりに修復するのは難しくなっていってしまうからです。
セックスレスで身体が満たされていなければ、心だって満たされるはずがありません。M美さんが男友達と婚外恋愛に走ってしまったのも、もとはといえば夫とのセックスレスが原因なのは明白でしょう。いつまでも女性として見られたいと思う女心を、夫のほうでも理解が不足していたのではないでしょうか。
とはいえ、夫のせいばかりともいえません。セックスレスを解消するための努力は妻にも必要だからです。会話を多くすることにはじまり、さりげないボディタッチやマッサージなど、セックスにつながるコミュニケーションをできるだけはかるようにすることはできたはずです。
セックスを通じてお互いの愛情確認がしっかりとできている夫婦は絆も強く、ちょっとしたすれ違いが生じても関係を修復しやすいものです。いざというときの夫婦の危機を乗り越えるためにも、普段からコミュニケーションをはかる工夫をしてみてはいかがでしょう。
このように、妻たちが婚外恋愛に走るきっかけはさまざまですが、浮気が本気になる前に、もう一度、夫との関係を見直すことも大事なことです。自分が幸せになるにはどうしたらいいのかを真剣に考える冷静さをもって、客観的に考えてから判断しても決して遅くはありません!
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