2015年までに生産量倍増を計画
世界一の規模のワイナリーへ
世界一の規模のワイナリーへ
同社は低・中・高級品それぞれの価格帯で核となるブランドを有していますが、今後は特に利益率の高い高級ワインの販売比率を拡大する方針です。張裕は2001年に中国初のワイナリーを設立し、世界で10軒のワイナリーを保有しています。今後5年間で世界17箇所のぶどう生産地でさらに20軒のワイナリーを設立する計画です。それによって、高級ブランドであるシャトーワインの販売量を4000トンから5年後には1万トンに拡大し、中級ワインのカベルネを1万トンから5年後に5万トンに拡大する計画です。経営陣によると、もし計画通りワイナリーが30軒に拡大すれば、張裕のワイナリー規模は世界1位になるとのこと。同時にこれまで同様ブランド力に注力します。過去、張裕ワインは他のどの競合他社より平均単価を長期に渡って上げることに成功しており、またその高付加価値商品をうまく販売するために、どこよりも広告宣伝費にお金を投じてもいます。広告費は売上高の13%にも達しており、売上が4倍ほども大きな中国のビール最大手、青島ビールの広告額をも上回るほどとなっています。参考:中国株二季報