株で資産を増やす銘柄選びと取引方法の2つの心得

株式投資では、全員が、いつも、必ず儲けられるわけではありません。株式相場は常に変動していますから、損をしてしまうこともあります。しかし、投資に終わりはありませんから、1回の投資結果に一喜一憂しても仕方がないでしょう。株で資産を増やすためには、たとえば1年間単位で投資資金を見た時に、結果的に右肩上がりで投資資金が増えていればいいのです。

では、右肩上がりで資産を増やすためには、どのような銘柄を選んで、どのような取引を心がければ良いのでしょうか？それは儲かる確率の高い銘柄を探し出し、損をしがちな取引を避けることです。

心得1：株価チャートを中期的な視点で見る

儲かる確率の高い銘柄には、株価チャートが上昇し始めた銘柄が挙げられます。どのように株価チャートが上昇し始めた銘柄を探すのかについては、株価チャートを中期的な視点で見ることが大切です。

中期と言うと曖昧ですが、半年程度を目安にすると良いでしょう。そして、株価が右肩上がりで上昇トレンドになっている銘柄を探すのです。膨大な銘柄がありますから、一つ一つ株価チャートを見ることは大変ですから、気になる銘柄から見ていくと良いでしょう。

では、どのような形の株価チャートが中長期的に上昇している銘柄なのか見てみましょう。


株価が長い目で見て上昇していることがわかりますね。なぜ中期的な視点で株価チャートを見るのかと言うと、大きな流れで上昇トレンドになっている銘柄を探したいからです。株価は日々変動していますが、一日の動きに右往左往しても簡単に儲けられるわけではありません。しかし、中期的に上昇し始めている銘柄であれば、よほどの高値掴みをしない限り中期的に儲けられる確率は高いのです。上昇トレンドの銘柄に投資することが、株で資産を増やすための第一歩だと言えるでしょう。

心得2：落ちるナイフをつかまない 

株式投資で儲ける基本は、「安い時に買って高い時に売る」です。ですから、「株価が安くならないかな」と待っている投資家も多くいます。そのため、株価が大幅に下落した時に「待ってました」と飛びつく投資家も多くいるかもしれません。株式投資の格言に、「落ちるナイフをつかむな」があるほどです。

では、落ちるナイフとはどのような場合なのでしょうか。株価チャートに丸印をつけてああります。


株価が大幅に下落する場合、理由はどうであれ水準訂正を迫られている証です。一時的に株価が高くなることがあったとしても水準訂正の流れを止めることは難しく、適正な水準になるまで株価は下落するのが一般的です。

上昇トレンドの銘柄に投資することが儲かる確率が高いと前述しました。ですから、大幅に下落した、いわゆる下落トレンドの銘柄を拾うことは、わざわざ損をする取引をするようなものです。

もちろん、下落トレンドの銘柄でも、日々の値動きを利用した短期売買であれば儲けられるかもしれません。しかし、短期売買に徹することができないのであれば、安易に拾わないことが、株で資産を増やすためには大切でしょう。