新幹線利用のメリット
驚異的な時間短縮効果で、関西圏からのアクセスは飛躍的に改善され、鉄道利用が便利になった。新大阪6時発の「みずほ」に乗れば、鹿児島中央で指宿行きの観光特急「指宿のたまて箱」に接続し、10時46分には指宿に到着できる。のんびり砂むし温泉につかって、午後遅い列車で戻れば、日帰り旅行も可能である。一方、首都圏あたりからの利用は、「のぞみ」からの乗換で「さくら」に乗ることになるが、7時間ほどかかるので(新大阪では同一ホームでの乗換はできないので、最低でも10分以上の乗換時間は必要)、体験乗車や観光旅行はともかく、所用での利用には向かない。
ただし、福岡空港の立地(都心から地下鉄で数分、空港からJR博多駅までは地下鉄2駅5分)、熊本空港、鹿児島空港の市街地からの遠さ(1時間はかかる)を考慮すれば、福岡まで航空機利用、博多から新幹線で熊本、鹿児島へ行くというのは充分あり得る選択肢だと思う。
ともあれ、九州新幹線全線開業によって、新青森から鹿児島中央まで新幹線のみで行けるようになり、日本列島の交通事情は新たな時代に入ったといえる。
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九州新幹線WEB