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ドキュメントスキャナ「ScanSnap」シリーズの選び方(2ページ目)

ScanSnapシリーズは据え置き型のUSB接続モデルで上から「S1500/S1500M」「S1300」「S1100」の3機種をラインアップしている。ネットワーク対応の「N1800」も登場したが、これは直販価格17万8000円と高額なため、一般向けモデルとしては省き、3機種を比較していきたい。

安蔵 靖志

執筆者:安蔵 靖志

デジタル・家電ガイド

速度・機能は随一の最上位モデル「S1500」

 シリーズ中、最も高性能なのが最上位モデルの「S1500/S1500M」だ。Windowsモデル(S1500)とMacintoshモデル(S1500M)を用意しており、直販価格は4万9800円。

最もスキャン速度の速いハイエンドモデル「S1500/S1500M」

最もスキャン速度の速いハイエンドモデル「S1500/S1500M」


S1500/S1500Mの魅力はやはり基本性能の高さだろう。CCDセンサーを内蔵しており、自動解像度のほかノーマル、ファイン、スーパーファインの各モードで1分20枚の高速読み取りを実現(最高画質のエクセレントモードは1分5枚)している。

A3キャリアシートに対応しているので、A3までの大判原稿もバッチリ読み取れる。PDF編集ソフト「Adobe Acrobat 9 Standard」(Windows版。Macintosh版はAcrobat 8 Professional)が付属するのもS1500だけだ。

デメリットは価格が高いことと、設置場所を取ることだ。コストパフォーマンスは決して高くないが、たくさんの原稿を読み取る人には速度の速いS1500/S1500Mをお薦めしたい。

●ここが○
・1分20枚と、最も速度が速い
・センサー性能が高い
・A3キャリアシートに対応する
・PDF編集ソフトが付属する

●ここが×
・設置場所を取り、重い
・価格が高い

●こんな人にお薦め
・紙の書類をたくさんスキャンする人

■主な仕様
・センサー カラーCIS×2
・A4読み取り速度(自動解像度モード) 両面・片面 1分4枚
USBバスパワー駆動時 両面・片面 1分2枚
・ADF 最大10枚
・A3キャリアシート 対応
・本体サイズ 284×99×77mm
・重さ 1.4kg



次のページではモバイルモデルの「S1100」を解説しよう。

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