見積りや資料を何度もチェックして決めたはずなのに、リフォームが終わってから気づくことがあります。「もっと○○すればよかった」「○○するべきじゃなかった」と、後悔することも結構あるようです。

今回はそんなリフォーム経験者のお話を参考に、ワースト3にまとめてみました。皆さんはこれらの事例を反面教師にして、後悔のないリフォームを実現してください。

第3位:見積り外の費用を見落とした

  • リフォーム業者からもらった見積り書に出ている金額が全てだと思い込んでいたが、工事が終わってからよく見てみたら「ガス工事費別途」と記載されていて、追加でガス業者にその費用を支払った。(60代男性)
  • リフォーム費用が当初見込みよりも増えそうだったので、銀行にローンを申し込んだが、抵当権の設定費用や保証料など、意外とお金がかかることに驚いた。(30代男性)
  • 居室をリフォームしてもらったが、せっかく工事してもらってきれいになったのに、古いカーテンや家具がそのままなのが気になり、結局買い替える羽目になり、大幅に予算をオーバーしてしまった。(50代女性)
カーテン・家具

カーテンや家具はリフォームと切り離されて考えられがちですが、お部屋の印象を大きく変えてしまうだけに、リフォーム費用として考えておいた方が無難です。

ワースト第3位は、リフォーム見積りに含まれていない費用を見落としていたために、追加出費に見舞われたというケースです。特に最初の方が話してくれた「ガス工事」については、その建物がある地区の指定業者のみがガス接続工事を実施するような場合に起こりうる話で、一般的にはリフォーム業者がその旨を施主に説明してくれる部分なのですが、すべてやってくれていると思い込んでいた施主の勘違いも加わって「追加出費」という印象になってしまったようです。

また、ローン利用時の金融機関抵当権設定・登記費用は、借り入れるローン総額が確定していないと正確な金額が算出できないため、工事の打ち合わせがほとんど終わった段階で提示されることが多いのも施主の後悔につながりやすい要因と考えられます。

工事が終わってから、やはり家具やカーテンなどを買い替えた、という施主は意外と多いようです。図面やイラストなどでリフォーム後のイメージをある程度つかんでいるようでも、実際見てみると何となく古い家具などが印象を損ねてしまうため買い替えに至るというパターンです。お部屋全体の模様替えを伴うようなリフォームでは、インテリアのコーディネートも含めて検討すべきであり、工事と合わせて見積りに加えておきたいものです。

これらはいずれも「リフォーム=工事」と考えたことに起因するものです。そもそもリフォームは、使い勝手や住み心地を改善するためなのですから、工事だけで終わるものでもありません。リフォーム前後の準備のことや事後の手続き費用についても一緒に考えるようにすればよかったと思われます。

第2位:工事内容をグレードアップすべきだった

  • 予算オーバーだったため、食器洗い乾燥機付きのシステムキッチンをあきらめたが、めったに交換できないキッチンなのだから、思い切って選ぶべきだった。(40代女性)
  • 床暖房と普通のフローリング床の2種類見積りをもらっていたが、予算の関係上普通のフローリングにしてもらった。でも、よくよく後から考えてみたら、たぶん今後床工事をしてもらうことはないのだから、いっそのこと床暖房を導入すべきだった。(60代男性)
  • ユニットバスを設置したが、工事金額をケチって保温浴槽タイプではないグレードにしてしまった。最近リフォームした友人に話を聞いたが、保温浴槽がすごくいいと言っている。今思えばあの時ケチらなければよかった。(50代男性)

ワースト第2位は、リフォーム工事で採用した住宅設備や建材のグレードを上げておくべきだったというケースです。浴室やキッチンといった水回り設備では、オプション関連商品が多く、施主の立場としては非常に頭を痛めるところです。「せっかくのリフォームだから」と言って、あれもこれも追加していたら費用はとんでもない金額になってしまいますし、かといって必要なオプションを省いてしまったら、リフォーム後に追加することができない(あるいは追加するのに相当な費用がかかる)ということになります。

「普通のフローリングではなく、床暖房を導入すればよかった」という声はかなり多く聞かれます。床工事は家具の移設や下地の工事などが伴い、費用だけでなく手間や気持ちの面を考えても、そう頻繁に工事をすることは難しいと思われます。だからこそ「あの時床暖房にしておけば」という後悔の念が出てくるのかもしれません。

リフォーム費用も心配かもしれませんが、自分や家族の要望をよく取り入れながら、必要なオプションや設備をショールームなどで体感しながらじっくり吟味したいものです。リフォームプラン決定については、要望に優先順位をつけて、後悔の無いようにすすめるべきなのです。

第1位:一番安いと思っていた業者が実は高かった

  • 相見積りの結果、一番安い業者に工事を依頼したが、工事が終わりかけた頃に追加請求書を提示され目の前が真っ暗になった。(60代男性)
  • 4社に見積書を出してもらったが、見積りの比較方法が自分ではよくわからないので一番安い業者と契約した。いざ工事が始まると、こちらが伝えてあった要望が含まれていない箇所があり、苦情を言ったら「予算に合わせていくつか削った」と言われた。結局高い見積りになってしまった。(70代男性)
  • 地元業者から見積りを取ったが結構な費用がしたため、インターネットで探したところ業者に見積りを出してもらったらかなり安かったので即決した。しかし、実際に工事に来てもらったら、標準工事に含まれていない部分があると言われ、結局地元業者からもらった見積りと同じくらいだった。(40代女性)
打ち合わせ

相見積りの扱い方を間違えると、追加費用が生じやすい工事になってしまいます。見積り書は内訳の記載が肝なのです。

ワースト第1位は、せっかく複数の業者から見積りを取ったのに、活用できなかった、あるいは検討を誤ったために、結局高くなってしまったというケースです。

こういった方々のトラブル事例で必ずと言っていいほど誤解されているのが、相見積りの活用方法です。相見積りは最安値の業者を見つけるためというよりは、相場から著しく逸脱している業者を排除したり、見積り書や提案資料などの記載方法や、担当者の説明方法などに問題がないかをチェックするためのものです。

見積り金額だけでなく、見積り内訳書に記載された工事内容や範囲にまで目を通していれば、こういったケースはかなりの確率で防げるはず。「相見積りは入札ではない」ということを肝に銘じておきましょう。

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番外編:悪質業者に騙された

  • 営業に来た担当者に工事代金を持ち逃げされた。(50代男性)
  • 真面目そうな営業マンが訪ねてきたのでリフォームを頼んだ。しかし後から考えてみると、「ぼったくり業者」だったような気がする。(50代女性)

件数は非常に少数ではありましたが、リフォームを口実とした悪質業者に騙されたケースもありました。上記50代男性のケースでは、「工事費の前払いで5%の値引き」というセールストークに騙され、工事着工前に全額支払ってしまい、その後待てど暮らせど業者からの連絡はなく、騙されたということに気が付いたそうです。

このケースの他にも、工事が終わって全額を支払った後にその業者が倒産し、その業者の下請けとして実際の工事を請け負った業者が訪ねてきて、工事代金の支払いを督促された、というトラブルもありました。このトラブルでは、施主が直接工事を契約した業者に代金を支払っており、領収証も残っていたことから二重に支払うということには至りませんでしたが、非常に不愉快な思いをしたそうです。

上記50代女性の事例では、そのリフォーム業者からは見積り書やその他資料は一切提示されていないらしく、口頭での工事金額を言われただけだったそうです。また、一般的な相場から考えても非常に高い金額と思われ、「ぼったくり」の可能性がかなり高いと思われます。

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今回はかなりショッキングな事例も踏まえて、リフォーム費用で後悔したことをワーストランキングにまとめました。後悔には必ず学ぶべきことがあります。皆さんはぜひ大成功のリフォームを体験してください。

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