出産にまつわるアレコレ
保険がないと出産も大変!
Photo: Louisa Stokes
アメリカの出産事情で驚くべきは、その出産費用の高さでしょうか。もともとこの国の保険料・医療費の高さは悪名高く、一つ一つの治療やケアがオプション料金のように積み上げあられていくシステム。
なので、分娩の出産費用そのものは3500ドルくらいなのに、分娩室使用料2000ドル、麻酔代1500ドルなど諸々プラスされ、それに入院部屋代(2泊)1800ドルがかかり、蓋を開けてみれば日本円で150万円は下らない計算に……。保険に入っていないと、とんでもないことになるんですね! これなら、たった2日で退院してしまうのも納得です。
アメリカの育児事情
学校の送り迎えはナニーの仕事
Photo: healingdream
ニューヨークでは、夜間24時近くでも赤ちゃんや子どもを連れて歩いている人が多く、子どもは20時か21時に寝かせる、なんていう日本の習慣からすると仰天してしまいます。
所得格差が広いため、一概には言えないのですが、総じて神経質にならない大らかな子育てが主流のよう。オーガニックの食品や衣料で徹底する家庭は富裕層に多いものの、中流層でも小さいうちからジャンクフードやインスタント食品で済ませる家庭は少なくありません。
ベビーシッターやナニーを雇うケースも多いので、100%自分で子育てという母親は意外に少数派かもしれません。実際、公園で子どもを遊ばせている大人のほとんどが、母親ではなくシッターという光景はごく当たり前にあります。リッチ層ほど、ベビーシッター、ナニー、ハウスクリーナーなどを何人か雇って、家事・育児はプロの手に任せているケースが珍しくありません。
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