大事な商談や大切なデートなど、ここ一番の場面で気になる口臭。エチケットとして、少しでも和らげておきたいものですね。今回は、簡単な口臭リスクのチェック法と、対策法をご紹介します。

口臭の成分は有毒ガス!? 人の口臭が気になる理由

口臭の成分

口臭の原因には、少ない成分でも、人が敏感に反応してしまう揮発性の臭い物質が含まれています

あまり知られていませんが、口臭の原因となる成分は、硫化水素、アンモニア、メチルメルカプタン、アセトン、インドールなど、とても口の中で発生するとは思えないものばかり。

いずれも量が多くなると、誰もが「早く換気をしなくては!」と感じてしまうような、ひどい臭いを放つ有毒ガスの成分です。口臭レベルでこれらの成分が人体に影響を与えることはありませんが、それでも強い悪臭の元になります。

これらは揮発物質なので息に混じって拡散しやすいのも特徴。さらに揮発物質の臭いは、ごく微量でも人間が嗅ぎ取りやすいという性質があります。そのため、口臭は非常に人が敏感に感じやすく、各自のケアが大切なのです。

簡単にできる口臭チェックの方法

手軽な口臭チェックとして、「自分で吐いた息を袋に閉じ込め、しばらくしてから確認する」という方法もあるようですが、実際にはなかなか挑戦しにくいものです。そこで会社の席でも簡単に確認できる、口臭チェックを作成しました。以下の13項目をチェックして、自覚があるものの点数を加算してください。

体の状態・体調
  • 寝起きである……2点
  • 緊張している……1点
  • 空腹である……1点
  • 糖尿病である……2点
お口の状態
  • 歯ぐきから出血がある……3点
  • 歯垢が目立つ……1点
  • 虫歯がある……1点
  • 舌苔が目立つ……1点
食べ物・嗜好品
  • にんにくを食べることが多い……3点
  • カレーを食べることが多い……3点
  • アルコールを飲むことが多い……2点
  • 煙草を吸う……1点
  • コーヒーをよく飲む……1点

あなたの口臭リスク

上記の合計点数でわかる、あなたの口臭リスクは以下の通りです。

■ 0点

不快な口臭の心配はなし! 不意な急接近でも、口臭を心配する必要はなさそうです。

■ 1~2点
口臭リスクは低レベル。かなり近い距離でも、人が不快に感じることはなさそうですが、口内が乾燥すると、口臭を少し感じる可能性もあります。水分補給などで、口内の臭い成分を洗い流してしまうのも有効。

■ 3~5点
口臭リスクは中レベル。近づかなくても、人によっては不快に感じる口臭があるかもしれません。ガムや口臭ケア用品を上手に取り入れて、積極的な口臭ケアを。

■ 6点以上
口臭リスク大。食事・嗜好品の点数が高い場合は、一時的な口臭と考えて大丈夫ですが、虫歯や歯周病などの口内環境に問題がありそうな場合は、口臭が慢性化する可能性があるので、病院でしっかり治療しましょう。

口臭が気になる場面が分かっていれば、直前の歯磨きなどで対処できますが、人とのコミュニケーションは意外と急なことも多いもの。普段から定期的なお口の検診などで、口臭ケアをしておくことも大切です。

各項目でわかる口臭リスク…口臭予防法・口臭対策法

上記で、特にチェックの多かった項目があった人は、それぞれ下記の方法で対策しましょう。

■ 「体の状態・体調」にチェックが多かった場合

体調や時間帯で変化があるのは唾液。口が渇くと雑菌が繁殖しやすくなり、口臭リスクが急激に高まるので、唾液は口臭予防に役立っていることを意識しましょう。空腹時や糖尿病などの体質的な事情があり唾液が少ない場合は、ちょっとした水分補給が口臭予防に有効です。

■ 「お口の状態」にチェックが多かった場合
特に口臭の原因となる口に問題がある人は要注意。

「歯ぐきからの出血」は、歯周病などの炎症がある可能性大。炎症があると、臭いの物質が発生している可能性が高いです。

歯の根元付近を爪で擦ったときに白い汚れが付いたり、朝しっかり磨いても夕方になると白い汚れが目立つ人は、歯垢による口臭に気をつける必要があります。入念な歯磨き習慣を身につけましょう。

虫歯は口臭とは関係がないと思う人が多いようですが、虫歯の穴に食べ物が入り込んで発酵状態になったり、歯の神経が腐ったようになると、とても強い口臭になることがあります。応急的な口臭対策としては、虫歯の穴に詰まった物を取り除き、虫歯部分を良くゆすぐのが効果的です。

下の表面に苔のような物が大量に見られる「舌苔」がある場合は、表面が新陳代謝したあとの垢や細菌が溜まりやすい状態だと言えます。舌は体調のバロメーターともいわれるので、応急処置としては舌クリーナーで対応し、完治を目指すなら体調管理を心がけて、根本的な改善を目指しましょう。

■ 「食べ物・嗜好品」にチェックが多かった場合
にんにくはもちろん、タバコやコーヒーなどの嗜好品も口臭の原因になります。 食べ物の場合は、ゲップをしなければ分からないと思う人もいるようですが、臭いは胃から直接上がってくるのではなく、一度血液中に吸収された成分が、肺で換気され、臭いになって出てくるため、口を閉じて鼻呼吸をしていても周囲の人は気がついてしまうのです。

大事な商談などがある場合は、事前の食べ物や嗜好品にもしっかり注意を払うことが大切です。

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