株式投資で大切な3つの数字
株式投資には、重要な数字が3つあることをご存知ですか?それは、「3分の1、2分の1、3分の2」の3つです。
この数字を株式投資でどう使うのかと言うと、株価の計算の目処に使うのです。
たとえば株価が下落した場合、その下げ幅に対して株価がどの程度戻るのかを計算する時に3つの数字を使います。もちろん、株価が上昇した場合は、どの程度押すのかを計算する時に使えます。
みずほの株価を計算してみよう
具体的に、みずほFGの株価で考えてみましょう。みずほFGは、10月5日以降、上昇トレンドに転じていると言ってもいいでしょう。高値の196円から安値110円までの下げ幅は86円です。この86円に3つの数字を掛けます。そして、基点となる安値もしくは高値を計算するのです。
今回は、戻る価格を求めているので基点となるのは安値です。反対に、押す価格を求める場合は基点は高値になります。
110+(86×3分の1)=138円
110+(86×2分の1)=153円
110+(86×3分の2)=166円
いくらまで戻るかの目安となる数字については、簡単に3パターンはじき出されましたね。ただ、どの数字まで戻るのかを予測することは不可能です。
しかし、株式投資の格言に、「半値戻しは全値戻しにつながる」があります。2分の1が達成されれば全部戻る可能性があるという意味です。
ですから、みずほFGの場合は、153円を超えれば196円まで戻る可能性があるのかも、つまり復活の可能性が出てきたと判断できる確率が高まるというわけです。
今後、気になる銘柄の株価を考える際には、ぜひ3つの数字を使ってみて下さいね!