日本の株式市場が2004年以降に上昇した背景の一つに、当時不良債権処理問題で苦境に立たされていた銀行株の復活がありました。銀行株は経済の要と言っても過言ではないでしょう。
現在の株式市場も、銀行株の復活が上昇のきっかけになるかもしれません。そこで、銀行株の代表銘柄として、みずほフィナンシャルグループ(以下FG)(8411)を例に、いくらまで株価が上昇するのか、そして復活はあるのかを考えてみます。
株価の高値、安値を確認する
まずは、みずほFGの株価チャートを見てみましょう。1年ほど株価の動きを遡ってみると、10月5日に110円で底を打っていることがわかります。一方、丸印をつけましたが、3月26日に196円の高値をつけていることがわかりますね。次のページでは、みずほFGの株価がいくらまで上昇するのかを解説していきます。