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手仕事をたずねる旅・岩手編 OIGENの南部鉄器(2ページ目)

岩谷堂箪笥のつくり手さんをたずねて、岩手県奥州市に出掛けたガイド。実はこの町にもうひとつ、ぜひとも足を運びたいところがありました。それが、南部鉄器で有名な及源鋳造株式会社(OIGEN)です。

くろだ あきこ

執筆者:くろだ あきこ

インテリアショップガイド

オレンジ色の鉄が印象的な、ものづくりの現場 

大きくて歴史のあるOIGENの工場は、団体だけでなく、個人の方の見学も可(事前予約が必要)。ヘルメットを貸していただき、解説つきで見学ルートを回ります。創業時から稼働している溶鉄炉、オレンジ色に溶けた鉄、運搬用の容器に移し替えるときに飛び散る火花。光と影とのコントラストが美しいです。

オレンジ色の鉄が印象的な、ものづくりの現場

左上:OIGENの工場(左の建物)と、直売所(右の建物)。 左下:工場の中は雰囲気満点で、ジブリ映画のようでした。右:オレンジ色に光るのは、溶けた鉄。溶鉄炉から、小さな容器に移し替えているところ。火花が散ります!


創業は嘉永5年というOIGENの工場は雰囲気満点。溶けた鉄を「湯」と言うそうで、その温度は約1500℃。ほの暗い工場の中で、この「湯」のオレンジ色がとても印象的でした。

南部鉄器は、溶けた鉄を、砂で固めた型に流し込んで作ります。鉄を流し込むときに通る道を「湯道」というのですが、この角度と太さによって鉄器の善し悪しが変わってくるそうで、全ての商品で湯道のデザインが異なります。最終的に切り落とされる部分ですが、この設計によってクオリティが左右されるため、湯道の形状・バランスは企業秘密なんですって。

「湯」を流し込まれた砂の鋳型は、冷えたところで砂を落とし、湯道や尖った部分を切って削って、隅々まで不具合がないかをチェックのうえ、製品としての命を得ます。黙々と作業される職人さん達のカッコいいこと!

現場を見せていただいた後は、お楽しみのお買い物。工場隣の直売所へ!
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