行動その2:投資目的の確認
株式市場の動きに合わせて対処するために、そも冷静に行動できるように、日頃から対処法を考えておきましょう!
値上がり益重視で株を購入したのなら、利益があるうちに早々に確定し、また安い場面で取引を行えばよいでしょう。反対に、高い配当金を重視して株を購入したのであれば、株式相場のトレンドが変化するまでは多少の値動きに動じる必要はないでしょう。
大幅な下落を目の当たりにすると、誰でも動揺するものです。しかし、トレンドに変化がない限り、方針にそって取引すればよいでしょう。
行動その3:不安心理を取り除く
利益が出ている、損失が発生しているにも関わらず、緊急事態の発生で投資に不安を感じるのなら、取引をいったん解消する方法も考えましょう。株式市場は、上げることもあれば下げることもあります。約2年前にリーマンショックが発生した時には、世界の株式市場は大きく下げました。しかし、米国の株式指標であるNYダウは現在、リーマンショック以前の水準にまで株価は戻っています。時間はかかりましたが、損益で見れば結果的にはプラスマイナスゼロです。
NYダウについては比較的短期間で株価も戻りましたが、そうでない場合も想定されますので、株価の動向に一喜一憂する日々が長引く可能性も否定できません。このような状況に陥ることを苦痛に感じるのであれば、思い切って早々に取引を解消するのも一つの方法でしょう。
緊急事態が発生した場合、投資家にとれる行動は限られています。どうしようかと不安を抱えて行動が後手後手にならないように、日頃からとるべき行動を考えておくことが大切でしょう。