産後は自然食をいただきながら、赤ちゃんとずっと一緒の生活
すべて個室ですが、お昼ご飯は一緒に食べています
産後は母乳ケアを受けながら、セミダブルベッドの母子同床で過ごします。食事は、玄米と野菜が中心の自然食。「贅沢な粗食」に感銘を受け、食生活の大切さに開眼する方もいるとか。
分娩室、入院の部屋共に和室と洋室がありますが、ほとんどの人が畳の和室を選ぶそうです。全室個室ですが分娩料は聖路加国際病院より大幅に安く、60万円(+産科医療補償制度の費用3万円)からです。
退院しても、子育てを応援してくれる
退院後も、マドレボニータの指導による産後エクササイズやベビーマッサージのクラスをはじめ、心強いメニューが用意されています。「育児がうまくいかない」「母乳が上手く出ない」「気分が落ち込む」など産後のブルーに見舞われたとき、疲れたときは「赤ちゃんとママのショートステイ」も利用できます。助産師さんとおしゃべりしながら、ちょっと一息入れることができます。
新しい命への感謝が深まる礼拝のひととき
入院中すごすお部屋は和洋の2通り。母子同室なので広めのベッド
聖路加の歴史を見てきたステンドグラス。とても深い色をしていました。
また、ここの特徴に礼拝があります。病院同様、キリスト教の医療施設なのです。
週に2回、聖路加国際病院の中にあるチャペルからチャプレン(牧師さん)と音楽療法士さんがやってくるのです。この時間になると、妊婦さんや、お産を終えた入院中のお母さんが感謝の時を持つために集まってきます。クリスチャンかどうかを問わず誰でも参加できる、ちょっと特別な時間です。気持ちが高まって涙になる方が多いそうですが、大変よくわかります。
さらに内省を深めたい女性のためには、お祈りをする小部屋もあります。そのドアをあけると、それは驚くほど小さな空間でしたが正面にはかつてこの地にあった旧チャペルの素敵なステンドグラスが光り、部屋を別世界にしていました。
礼拝で歌われている賛美歌のひとつの歌詞をいただいたので、最後にご紹介しましょう。
- 小さい命は 母に育まれ
見守りのうちに 生まれる日を待つ
- み神の定めた その日訪れて
母の苦しみは 幸せに変わる
- 幼子の命 み力を示し
未来の希望を われらに与える
- 新しい家族 今 共に集い
感謝をささげて 導きを祈る
- 主よ この家族に 愛と慰めの
み国を示して 仕えさせたまえ
(シラ7:27 2テサ:16-17)
Chiisai inochi wa
Paul Nobuaki Suzuki(1958-)
MOINES
John Ryuta Suzuki(1959-)
※さらに詳しいことは、産院のサイトでご覧ください。分娩予約にはまだ余裕があるそうです。
聖路加産科クリニック ホームページ