Android(アンドロイド)とは何か
Androidロゴ
Androidは、Linuxカーネルをベースとした携帯電話用のOSやミドルウェア、アプリケーションをすべて含んだオープンな環境です。携帯電話用のプラットフォームには、アップル社のiOS、マイクロソフト社のWindows Phone、mozillaのFirefox OSなどがありますが、Androidは無償で利用できるほか、Googleサービスと連携している点が大きな特徴となっています。
Androidスマートフォンの急成長の理由
Androidのメリットは、なんといってもAndroid OSを搭載するスマートフォンを作る上でOSのライセンス料金がかからないことと、Googleサービスとの連携が確立しているところです。メーカーは端末を制作するコストを安く抑えることができます。また、開発環境も無償で公開されており、一般の開発者が無料でアプリケーション作成ができるところもメリットです。つまり、端末が作りやすく、アプリケーションも作りやすいことから、多くの企業や開発者が参入しやすいというわけです。
Androidの急成長、スマホとタブレットを席巻
こうした環境を受け、世界の多くのメーカーがAndroidスマートフォンに参入し、ハイエンドなフラッグシップ機種から低価格で購入できるローエンド機種まで幅広い国や消費者のニーズに対応した展開により登場から僅かな期間で、先行するiPhoneを抜き、出荷数では世界のトップシェアを獲得しています。特に新興国などでは、高価格なハイエンドスマートフォンの購入は難しく、低価格なローエンドスマートフォンを提供できるAndroid OSが大きくシェアを伸ばしています。また、タブレット市場でもAndroidが主流になりつつあります。
国内においても急成長中で、ケータイからの乗り換えが加速しています。2012年の新製品ではスマートフォンがケータイよりも多くの機種を発表する状況を経て、2014年にはスマートフォンが中心となっています。
次のページで、Androidのメリットとデメリットを解説します。