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ドル円相場で80円割れは起こるのか?

円高ドル安の動きへの歯止めとして期待されていたG20でしたが、その甲斐もなく、2010年10月25日、ドル円相場は一時80円41銭と、15年半ぶりの水準まで円高が進行しました。今後、ドル円相場は80円を割れて、70円台に突入してしまうのでしょうか?その可能性を考えてみました。

横山 利香

執筆者:横山 利香

投資をはじめてみようガイド

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最近の円高ドル安の歯止めが期待されていたG20(主要20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議)。しかし、「通貨安競争の回避」が合意されてもその効果はまったくないようで、2010年10月25日、ドル円相場は一時80円41銭と、15年半ぶりの水準まで円高が進行しました。

さすがに「一体どこまで円高が進むのだろう?」とドル円相場の行方が気になる人も増えてきたのではないでしょうか?

ドル円相場のチャートを使って、今後のドル円相場は動きを考えてみます。過去10年間のドル円相場のチャートを見てみましょう。

ドル円相場のチャート

過去10年間のドル円相場チャート。Yahoo!ファイナンスより。拡大画像あり


2002年頃には1ドル130円台と、140円に手が届きそうな円安ドル高の状況でした。しかし、およそ10年という長い時間をかけて、じりじりと円高ドル安が進んでいることがわかります。

戦後最高値は95年の79円台 

過去には、いくらまで円高ドル安が進んだことがあるのでしょうか?過去20年間のドル円相場のチャートを見てみましょう。

ドル円相場チャート

過去20年間のドル円相場チャート。日興コーディアル証券より。拡大画像あり


1995年に、戦後の最高値である1ドル=79円75銭まで円高ドル安が進行したことがわかります。なんと現在は、80円41銭から戦後の最高値まで1円もない状況で、記録的な円高ドル安水準にあるのです。

ドル円相場80円割れは起こるのか、次のページで考えてみます。

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