産後セックスレスになる女性の心理

育児が女性の心理に及ぼす影響は?
育児が女性の心理に及ぼす影響は?
「産後セックスレスの原因は、女性のNO!」では、なぜ産後は結婚生活の中で最もセックスレスになりやすい時期なのかという理由を、女性の肉体面から分析してみました。今回は女性の心理面の理由を探ってみましょう。女性の気持ちをしっかり汲みとって、それに対応した言葉掛けができれば、産後セックスレスの危機は回避することが可能です。これからお子さんが生まれる旦那様は必見!

産後の妻は子ども中心の毎日

たとえ、自分の年齢が何歳であろうと、第一子が生まれた時が、母親としての自分の誕生日です。子どもが生後1か月なら、自分も母親としては生後1ヶ月。最初からベテランの母親というのは存在しません。たとえ看護師さん、保育士さんなど、子どもを扱うことのプロであったとしても、24時間365日責任を持ち続ける「わが子」という存在は別格。

従って、特に初めてのお子さんを授かった場合、妻の生活は母モードに一変し、すべての生活が子供中心に回るようになります。慣れない育児で「いっぱいいっぱい」なのが、この時期の精神状態です。目の前で泣かれても理由がわからない、この食べ物は与えていいのか悪いのか、どうすればよく寝てくれるのか、この発疹は何の病気なのか、体重が多すぎるのか少なすぎるのか、発達のスピードは大丈夫なのかなどなど。

とにかく、目の前の弱々しい生命を守ることで母親モードの妻の頭の中はいっぱいです。世話をすればするほど、手をかければかけるほど、その対象に愛着がわくのが人間の心理。母親は子供の見せる笑顔や仕草で癒され、ますます育児に夢中になっていきます。子育てを真面目にすればするほど、子供に愛情を注いでいればいるほど、旦那様に対して無関心になっていく傾向があります。

旦那様の誘いを断り続けると……

一方、旦那様の性欲はそんな妻の状態にはお構いなしです。多少の育児を手伝う必要が加わったとしても、基本的には男性の生活には産前も産後も大きな変化はありません。産後1ヶ月の禁欲期間が終わり、お医者様から「夫婦生活の再開OK」と言われた途端、「待ってました!」と妻を誘ってきます。

ところが今や妻の関心は夫でなく子供に。「今日は疲れているから今度ね」と自分の体調を理由にしたり、「一緒にいないとすぐに泣きだすから、ベッドに行けないわ」と子どもを理由にしたり、さらには「声を出したら赤ちゃんが起きちゃうから」となどあらゆる理由でセックスを断る現象が見られます。

実際に誘いに応じたとしても、気持ちは半分冷めたままの場合も。ちょっと物音がすると「あ、起きちゃったかしら」「目が覚めると泣くから、早く終わりにしましょう」などと上の空。こんなセックスで旦那様が楽しいわけがありません。そして、相手を誘って断られると傷つくのは男性も女性も同じ。次第に夫から妻への誘いが無くなり、そのままセックスレスに……というのがもっともよくあるパターンです。

こんな理由での「セックス拒否」も

もちろん、全ての女性が毎日楽しく子育てをしていわけではありません。慣れない子育てをストレスに感じ、イライラしたり、落ち込んだり、ふさぎこんだりといった精神状態になる妻たちもたくさんいます。

育児や家事に対するだんな様の協力が不足していると、さらに妻たちの感情は悪化します。「こっちは夜中の授乳でくたくたなんだから、少しは家事を手伝ってよ」「赤ちゃんが泣いてたら、おむつを替えるぐらい、言われなくてもやってよ」「私はどこにも行けないのに、自分は毎日飲み会!?」など。

いずれのパターンにしても出産後、妻の精神状態はがらりと変化します。それを理解したり、理解できないまでも妻の気持ちに寄り添い尊重してあげたりできない夫。そんな夫に、妻は抱かれたくなくなってしまうのです。