今をときめくサンリオのスター、キティちゃん。 これはそのキティちゃんというキャラクターがまだ出来て間もない頃、 発売されていたミニチュア。大きさは小物で2~3cmくらいのもの。 今でこそ、キティちゃんは世界的に 有名だし、グッズもたくさんあるけれど、 この当時にこのセンスってやっぱりさすがだと思う。 まだ私が物心つかない頃、母が自分の趣味も混じりながら、 少しずつせっせと買っていたもの。
これは特に気に入っていた、お茶セット。 ちゃんと陶器でできている。フタだって全部取れるし。 赤い色がもうだいぶはげちゃっているけれど、 ティーポットにクリーマー、シュガーポットまで。 カップ&ソーサーもこんな針金で吊り下げられていて、 かなり凝っている。
こんなステンレス製もありました。ポットは確か フタがあったはずだけど、今行方不明。まだ横向き座り姿のキティちゃんしか 売ってなかったころです。シール付き。
かすかな記憶だと、これらのミニチュアはサンリオの お店に行くと、商品が見えるように1面だけが透明になった、 積み木のような小さな四角い箱に入っていて、 積み重ねられて売っていた気がする。箱は赤やら黄色やら、 はっきりした色で、まわりにイラストが描かれていて、 箱自体もかわいいものだったと思う。
お皿とカトラリー。お花の形のお皿。ちょっとほほえましい。 このミニチュアのすごいところは、陶器とか、木とか ステンレスとか、ちゃんとした素材で作られているところ。 当時、いろいろなお人形も流行っていて、 ”○○のお家”みたいなグッズがずいぶん売られていたけれど、 いずれもプラスチックだった。
このキッチン用品もすばらしい。 左から、フライパン、おなべ、やかん、ミルクパン。 奥にあるのははかり。フライパンなんて、取っ手が赤い色。 このミニチュアをデザインした人に会ってみたいくらいです。 当時の日本に、こんなにシンプルでステキなデザインのキッチン用品が あったのでしょうか?
家具とか、ガーデン用品もあります。
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