アメリカとフランス。それぞれが大好きなオーナーはどちらも男性。 同じ下北沢の茶沢通りに並ぶ、個性的でひねりある2店をご紹介します。
隅々まで油断できない品揃え。
「D+Rice」(ディー・ライス) |
店名は”日米”を英語に直したもの(Dはdayの意味)。 もともとは大手雑貨店にお勤めだったオーナーが、自分の店を持ちたい、と去年9月にオープンさせた店。会社を辞めたのが5月、7月には買い付けに行き、8月に物件を決め、そして9月にオープンという 超スピード。人当たりがよく、一見ソフトな印象のオーナー。「自分は本来のんびり屋だから、ぐずぐずしないよう気持ちをせかした」と言っていましたが、実は鋭い決断力と実行力を持った方のようです。
あくまで男性目線のかわいさだけど、 動物がちょこんと
散りばめられていたりして、どこかほっとする。
ガラス張りで外からも見やすい店内。半分くらいはレトロモダンな日本のもの。そして半分はアメリカで買い付けた少し古いもの。ファイヤーキングなどの食器類は奥様のセレクト。ミッキーやスヌーピーなどキャラクターのデッドストックもあります。「自分の好きなものを集めただけ」とのことですが、独特のテイストで、かわいい中にも大人っぽい、すっきり落ち着いた雰囲気が漂います。実際、訪れるお客さんの年齢層もいろいろで、小さな子供がガラス越しにじっと眺めていたり、お年寄りが懐かしさに思わずふらりと立ち寄ったり。店内が動きやすいスペースを取っているので、ベビーカーのお母さんなども多いそうです。シモキタという場所柄、芸能人もちらほら来るとか。
食器などは奥様もセレクト。使い勝手とデザイン性がほどよい感じ。
中左のブルーのパイレックス・セット(ポット付き)はちょっと珍しい。
D+Rice
東京都世田谷区代沢5-8-15 山口ビル1階
(下北沢駅南口から徒歩6分くらい)
TEL 03-5481-8696
会社帰りでも開いててよかった!
「gitano」(ジターノ) |
D+Riceを過ぎてもう少し先へ進んだ右側。なぜか夜遅くまで開いている、フレンチアンティークの店があります。 オーナーは3年ほどパリに住んだこともあるフランス通。その後、横浜のアンティーク屋に勤めて勉強し、ついに自分の店をオープン。「せかせか働くのは好きじゃない」と言い放っておりましたが、人付き合いがよく何かと世話焼きな面もあって、人情深い職人系ガンコオヤジ(ほんとはオヤジでなくお兄さん)な印象を受けました。(でも怖くないです。気さくで話し好きな方です。)
色がきれいなオランジーナのポスターやミシェラングッズなど。
古い一点ものが多いので、売れちゃったらおしまいです。
いつの時代のどんなものか、オーナーとおしゃべりするのも楽しい。
店内は「男性の選ぶ”かわいい”」が基準のアンティーク雑貨や家具。キーホルダーから、ポスター、古いキッチン用品や食器、おもちゃ、アンティーク・ウォッチ、テーブルにイスなどなど、オーナーの目にかなった、あらゆるものたちが無造作に並べられています。日本のものも一部ありますが、ユーズド品でテイストが統一されているので、全体のイメージにすっかり馴染んでおりました。しばしばパリへも買い付けに行っているというご本人。商品の入れ替わりも早いので、蚤の市のような感覚で、目をきょろきょろさせて、いい物探しに没頭したい。宝さがしのようなワクワク感のあるお店です。 (オーナー倉狩さんは1月24日(金)までパリへ買い付け中。25日以降は新しい商品が並んでいるかも!)
となりには家具のコーナーがあります。 (ほぼ日本製)
掘り出し物多し!
下の壁に掛かっているのは古い郵便局の集配袋。
(もう売れてしまったそう)
gitano
2006年1月閉店
東京都世田谷区代沢5-6-15-102
TEL・FAX:03-3419-3735
open 1:00pm-9:00pm 月曜定休
http://www.gitano-japon.com/
gitanoはこちらでも紹介されています。
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