
世界文化遺産登録、日本三景といわれる聖なる島、宮島。 厳島神社の大鳥居はTVでもしょっちゅう放映されてあまりにも有名だし、 本殿の回廊は、海中に建てられた複雑な構造が神秘的。 神が宿る、厳かな雰囲気に包まれた驚異の島、というイメージがありました。
今回はたまたま別の仕事で広島取材があり、 せっかくここまで来たんだから、というだけの理由で、何の前情報もなく、時間がないのを無理やり立ち寄ったのが宮島でした。 しかもこの日は豪雨。JRの宮島口駅からフェリーに乗ると、 遥かかなたに赤い鳥居と緑溢れる幻想的な島が仰ぎ見れる・・・ というビデオが船内に流れるだけで、実際は、窓は曇って雨がザアザア、外はどんより灰色で何一つ見えませんでした。
いきなり巨大しゃもじ
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しゃもじの回りにもそ知らぬ顔の鹿 |
もしや、宮島ってしゃもじの町なの?と疑いを持ちつつ、厳島神社本殿へぎりぎりセーフで入場。雨の宮島もそれはそれで、なかなかオツな眺めではありましたが、時間が迫っているのでぼーっとしてはいられません。人もまばらな回廊をドタバタと早足で駆け抜けようとしていると、やはりここにもありました。厳島神社認定・公式(?)おしゃもじ様。紋章のような焼印が押され、お納めするにふさわしい神聖な面持ちではありましたが、価格はお手頃。「幸をすくう」とかそんな意味があるようでした。
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