本いろいろ
小さい本も多いので、ごちゃごちゃしてきました。


そんなにバシバシ本を買うほうではありません。 本は重いし場所も取るので、できれば減らしたいほう。 それでもやっぱりなぜか増えてしまう。 写真やイラストがきれいだったり不可思議だったり。 紙の色合いや手触りが良かったり、文字のフォントが好きだったり。 ある意味マニアックにへんてこな理由で本を買ってしまいます。 読むためではなく、眺めたり飾ったり、触ったりする本。 イラスト、写真、コラージュなど、ビジュアル中心の本を集めてみました。 今回古本は抜きで、なるべく現在でも手に入りそうなものを紹介しています。 (一部限定本や、日本で手に入りにくいものもあり)。 雨降りの日が続いたら、本を眺めて豊かな気持ちになりましょう。


NORTH MEETS SOUTH

north meets south
アフリカと北欧は似ている?!


北欧雑貨の店を営む友人に見せてもらって一目ぼれ。必死で探した本。 アフリカの手仕事の道具と北欧のデザインの似ているもの同士を 集めた本。椅子、布、調理器具、人形などなど、並べてみれば、似てる似てる! 。マリメッコもティモ・サルパネヴァも、よーく見るとアフリカに通じるものが・・・。 気候も文化も全く違うのに、人間の作り出すものは 一緒だったりするんですね。表紙はフィンランドのアーティスト、 Markku Kosonen (マルック・コソネン)のデザインしたカゴ。 ちなみに裏にはビーズを編みこんだ独創的なアフリカのカゴが写っています。 ユトレヒトなどで扱いがあるようです。


Designer:no name

no name
全ページモノクロ。シルエットが美しい。


ほとんどのページが道具の写真。1ページまたは見開きで掲載されています。 石、革、木、鉄、ガラス、陶・・・。素材は様々ですが、 タイトルの通り、出ているものは名の知れたデザイナーの作品ではありません。でも日々使うものにこそ名作あり。 ほとんどが北欧で作られたもの のようです。表紙はなんと砂糖をつかむ道具。 無駄のないフォルムが洗練されています。長い年月をかけて少しずつ改良され、必要ないものは潔く削ぎ落とした 、用の美の道具です。眺めるだけで気持ちが静まります。こちらもユトレヒトにて。



OLAF BREUNING QUEEN MARY

OLAF BREUNING QUEEN MARY
シュールでブラック。
スイス人のアーティストOLAF BREUNING(オラフ・ブルーニング)が、クィーンズメリー号に乗ってニューヨーク へ行く途中に描いたというドローイング集(らしい)。 エンピツで描いたようなひょろひょろとした線画が、 ユーモラスでへっぽこで 意味不明でおとぼけで。かわいいな、と油断してるとブラックで残酷でエロティック。 夢を見ているような唐突で支離滅裂な展開。でも 人間の頭の中って案外こんな感じかも。 なんだかワケが分からないけど、 魔法にかけられたように夢中で見入ってしまいます。


Cento lettre

cento lettere
細くリズミカルな線が心地良い。


Gio Ponti(ジオ・ポンティ)といえば、ミラノ生まれの建築・家具デザイナー。 スーパーレッジェーラ(超軽量)という椅子が有名です。 イタリアデザイン界の重鎮。このお方が友人知人宛てに出した手紙を まとめた本なのですが、なんとまあ、キュートで愛らしいんです。胸キュンです。 しゅるしゅると繊細なイラストと文字が、どこかほのぼのと情緒的。 小鳥が歌っているような、妖精がささやくような、さらさらとそよ風が吹くような、詩的でファンタジックな絵です。 ちょっとジャン・コクトー風。リムアートなどで扱ってます。



LE COLBUSIER

LE COLBUSIER
2冊ともパリで。
パリにあるコルビジェの建築物を見学したとき、ショップコーナーで買い求めた本。 手前の小さな本は「POESIE SUR ALGER」。フランス語が解読しきれていませんが、 コルビジェが”アルジェ都市計画”で訪れた際の、旅絵日記的な本かと思われます。 子どもがよたよたと描いたようなシュールなイラストが、 なんとも味があるのです。本の紙質や文字のフォントも コルビジェならではの雰囲気があっていいんです。ちょっと厚めの画用紙っぽいふかっとした紙で、くすんだ青との 2色使いも効いてます。ナンバリングされているので、冊数限定で販売されたのかもしれません。 もう一冊もコルビジェの本ですが、タイトル「ENTRETIEN」。 ”建築学校学生に”、のような記述があるので教科書みたいなものかも。 こんな教科書、うらやましすぎる。 内容は分かりません。ジャケ買いです。こちらも活字のフォントが素晴らしくいいです。



Bruno Munari

Bruno Munari
表紙がなぞなぞっぽくムナーリ的。
イタリアのアーティスト、Bruno Munari(ブルーノ・ムナーリ)。 グラフィック、プロダクト、アート、絵本など幅広く活躍していた美術家です。 私が初めて出会った彼の作品は「霧の中のサーカス」という絵本。 当時はまだ子どもだったと思いますが、トレーシングペーパーを 効果的に使った演出が、衝撃的だった記憶が今も残っています。 ムナーリの作品は、ちょっと遊び心のある、ウィットに溢れたパズルみたいなものが多いですが、 この2冊も真面目なふりしてどこか捻りのある本。 白地に黒丸の本は「Teoremi sull'Arte(芸術の定義)」。 詩のように短いフレーズで文字が綴られています。 (英語、フランス語、イタリア語の3ヶ国語表記。ちなみに日本語は無し)。 格言集みたいな感じ。 文字と一緒に添えられた、記号のような不可思議なドローイングが気になるのです。 もう一冊のグレーの表紙は「PRIMA DEL DISEGNO」。 点と線を駆使して描かれた、”デッサン前の状態”というような意味?! インスピレーションを掻きたてるドローイング集です。 かなり昔にユトレヒトで購入。




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