Q:
設計
設計・監理料はデザイン料として支払うだけでなく、建築そのものが適正になされるかどうかをしっかりとチェックするために必要な対価。設計・監理料の概算相場もしっかり把握しておきましょう。
築40年以上の両親の住まいを全面リフォームしようと思い、とある設計事務所に設計をお願いしました。ところが家庭の事情で今回はリフォームを見送ることになってしまいました。何回か打ち合わせをして、プランも見せてもらいましたが、リフォームの具体的な見積書はもらっていません。しかし、設計事務所からは設計手数料を支払うように求められています。これって支払う必要があるのでしょうか?

A:
どのような契約を締結した方にもよりますが、一般的に設計事務所では業務に着手した時点で報酬や手数料が発生します。設計事務所ごとによって手数料体系はまちまちですから、業務を依頼する前に確認をしておきましょう。

設計手数料は工事費の約10~20%程度

一般的なリフォームでは飽き足りず、機能的だけどスタイリッシュな住まいにしたい……、そのようなリフォームの多くはデザインを得意とする建築士事務所(一般的には設計事務所とも呼ばれます)の建築士による設計です。一般的な工務店やリフォーム店が工事の「施工」に主軸を置いているのに対し、設計事務所では「設計」そのものが業務であり、設計書類を作成している時点で設計事務所は業務に着手しているということになります。

他にも設計事務所の業務として「監理」というものがあります。設計書類の通りに工事が実施されているかをチェックする業務のことです。そのため設計事務所では、設計段階から工事完了、引き渡しまで携わってくれるのです。工事のみを行う業者(建設業者)が専門的な設計のもとで工事を実施したい場合などでは、建設業者が設計事務所に設計を依頼することもあるのです。

設計料の概算相場としては、設計から監理まで一括して設計事務所に依頼する場合で、総工事費用の約10~20%です。工事費用が高いほど設計料の割合は低くなり、逆に工事費用が低くなるほど割合は高くなる傾向にあります。また設計事務所に設計そのものだけを依頼する場合は、標準的な個人住宅で10~50万円ほどかかりますが、設計事務所によっては設計のみの依頼を嫌うこともありますから、打ち合わせの最初に確認しておくと良いでしょう。

冒頭のご質問の件では、着手金・設計手数料として数万円~10数万円が請求されると思います。設計書類が多くなればなるほど、手数料も高くなります。設計事務所への支払いは「設計・工事監理契約時」「設計完了時」「工事着手時」「中間検査時」「工事完了時」などで分割して行う場合がほとんどですが、こちらも設計事務所ごとに異なりますので、初回打ち合わせの時に遠慮なく訪ねてみるようにしましょう。

設計・監理も重要な業務

工事費とは別にさらに設計料や監理費用が発生すると聞くと、支払い総額が高いものになってしまうような気がしますが、美しく機能的な建物を設計するだけでなく、工事業者が適正な価格で、また適正な施工をしているかどうかを、設計事務所が施主に代わって厳しくチェックしてくれます。工事の内容についてもプロの厳しい目で確認し、さらにオリジナリティあふれる住まいにリフォームしたいという方は、設計事務所に尋ねてみるのも一つのアイデアだと思います。

いずれにしても設計事務所、工務店、リフォーム店などを利用する上でのメリット、デメリットを良く理解した上で、工事の計画を立てていただきたいと思います。




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