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「施主支給リフォーム」ってお得になるの?(2ページ目)

リフォームで必要になる住宅設備や建材などを、施主自らが手配することで安くなると評判の「施主支給リフォーム」。そのメリットとデメリットを理解して、ワンランク上のリフォームを手に入れましょう。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

まずは我が家のリフォーム分析と商品研究

リフォーム

リフォームする前にはしっかりと我が家の状態やサイズをチェックしておく必要があります。準備が悪いと、リフォームが台無しになります。

インターネットやカタログの中にたくさん存在する設備や建材の中から、今回のリフォームで使用する商品を直感的に選ぶというのはかなり難しいものです。「施主支給リフォーム」を検討する場合は、まず我が家のリフォームイメージを思い浮かべながら、どのような機種・資材であれば取り付けが可能かを考える必要があります。

例えばキッチンや洗面化粧台などの住宅設備であれば間口(幅)と奥行き、フローリング材などの建材であれば施工する面積(平米)を事前に調べておき、自分のリフォームイメージや資材の性能や機能、そして予算などを照らし合わせながら商品を絞り込んでいきます。

インターネットだけではなく現物やオプション品もチェック!

展示会・ショールーム

面倒くさがらず、ショールームや展示会などで、事前に実物と仕様を確認しておくことが施主支給リフォーム成功のカギです。

ここで慌てて商品を手配する必要はありません。カタログやメーカーホームページではわかりにくい部分について、時間に余裕があるのであればメーカーショールームなどで実物を確認しておいた方が良いでしょう。

特に住宅設備の場合は、付属するオプション類や商品仕様によって、発注する品番が複数にわたっていたり、複雑になっていることも多いので、品番のチェックなどをショールーム担当者にお願いしておくと安心です。

リフォーム業者との打ち合わせは綿密に!

材料は施主支給でOKですが、取り付けはやはりプロの出番。プロにとってはなんでもない簡単な工事であっても、商品手配がまずければ工事だって遅れてしまいますし、工事費がかさんでしまうこともあります。

リフォーム業者と打ち合わせをするときには、「施主支給」でリフォームをお願いする旨の説明や、商品の品番・仕様、工事日程などを詳しく聞いておきましょう。

商品の納品タイミングを間違えると、設備や建材を工事が始まるまで他の部屋に置いておかなければいけなかったり、工事が遅れてトラブルになったり、追加費用が発生したりすることにつながります。そういったことを防ぐためにも、しっかりとした打ち合わせメモを作成しておくことをおすすめします。

「施主支給」ありきではなく、ケースバイケースで!

リフォームにかかる費用を安く抑えるのが目的であるなら、何が何でも「施主支給」を目的とするのではなく、わからない部分については事前にリフォーム業者と相談を重ね、「施主支給」で対応すべきか否かも含めて検討しておくようにしましょう。

今後はインターネットでの情報入手がますます便利になり、もっと「施主支給」のリフォームが増えてくると思いますが、値段を天秤にかけるといった使い方だけでなく、リフォーム工事相場の参考資料としてや、業者打ち合わせの際の信頼関係を作るきっかけにすることができれば、満足度の高いリフォームにつなげられると思います。


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