別途工事をしっかり説明する業者を信頼する
キッチン工事の場合、大工工事の他に、電気やガス、水道の各種工事が発生します。必要な工事をしっかりと見抜きましょう。 |
早速問い合わせたところ、選べるキッチンの種類に制約はありますが、幸い自分が欲しいタイプのものであったこと、またIHクッキングヒーターへの交換なども含まれており、大変興味を持ったので、営業担当者に来てもらうことにしました。
リフォーム業者の営業担当者は今回のリフォームパックに含まれるキッチン本体のカタログと、工事内容について説明をしてくれました。その中で「このリフォームパックの価格だけで、無理に済まそうとしない方が良い」という説明もしてくれました。つまり、リフォームパックに含まれる工事内容は、あくまで既存のキッチンを新しいものに取り替えるだけであり、住まいの傷みや汚れを取り除くものではない、ということです。
事前の打ち合わせで、不測の事態に備える
Bさんは正直に説明してくれる営業担当者に好感を持ち、他に発生する恐れのある追加工事や別途費用について説明してくれるように頼みました。すると営業担当者は、床と壁について傷についての補修工事や、給水・給湯管が傷んでいた場合に配管工事が必要になるので、パック価格の見積り書の他に、別途費用の見積り書を提示したいとのことでした。
後日見積り書をもらったBさんは、床と壁の補修工事を追加で発注し(4万2千円)、給水・給湯管についてはキッチンを取り替える際に配管の痛みに気が付いたら、業者の判断で交換をしてくれるように依頼しました。
「パック価格」を「基本価格」と解釈する
長年使っているキッチンなどを取り外すと、意外と床や壁は傷んでいるもの。下地も一緒に補修してもらう方が無難です。 |
BさんとAさんが明暗を分けたのは何だったのでしょうか。それは「パック価格」を「基本価格」として解釈したか、「リフォーム総額」と考えたかの違いです。
パック価格は確かに施主からして見れば興味を持つものです。しかし何でもかんでも追加工事をパック価格に含んでいたら、どんどん経費は膨らんでしまいますし、安価な工事を提案できなくなってしまいます。
むしろ重要なことは、パック価格のリフォームを依頼するときは、追加工事や別途費用が必要な部分について、事前にしっかりとした説明をしてくれる業者を選ぶべきであるということです。