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リフォーム業者がドキッとする費用交渉トーク集(2ページ目)

リフォーム業者と打ち合わせをする際、簡単な一言で見積りの内容や、業者の性格を見抜いてしまうトークがあるのですが、皆様はご存知ですか。今回は業者にとってはドキッとしてしまうような重要なトークについてご紹介します。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

「この『材工共』の金額のうち、材料費はいくらですか?」

クロス張替え
「材工共」の見積りでは、思い切って材料費を尋ねてみると、工事の内訳がはっきりしてきます。
「材工共」とは「材料費と工賃を合わせて」という意味です。例えば壁クロスの張替えをするには、既存の壁紙をはがし、下地の補修をして、新しいクロス材料を張っていくわけですが、この一連の作業を「材工共」として1m2あたり○○円という具合に見積りに表記することがあります。

「1m2あたり」と表記することで、非常にわかりやすい見積りであるような気がしますが、「材工共」で記載されている場合は、材料費がどのくらいかかっているのかわかりません。こういった場合にその内訳として、材料費がどのくらいかかっているのかを尋ねてみて、リフォーム業者が的確に説明してくれるかが業者見極めのポイントにもなりますし、相見積りをとっている場合には、材料費・工事費の価格比較にも役立ちます。

「『諸経費』には何が含まれていますか?」

経費
リフォームには様々な経費がつきもの。それらの積み上げが「諸経費」として見積られる訳です。
リフォーム見積りの最後に登場するのが「諸経費」です。業者ごとにその解釈は異なりますが、一般的にはリフォーム工事に伴う様々な経費のことです。具体的には、交通費や運搬費、現場監督費、事務所の維持経費(電話代や光熱水道費など)、書類作成経費、利益などが含まれます。

工事全体の金額に対して、8%~22%くらいに設定されることが多いですが、諸経費率で業者を比較してはいけません。諸経費率が22%あっても、その他工事価格が適正であれば、トータル金額として安価で安心できる工事であると言えます。諸経費に含まれる経費についてもしっかりと説明できる業者と付き合うようにしましょう。

「この見積り以外に生じる可能性のある費用はありますか?」

構造部の傷み
建物の築年数や使用状況を考慮し、あらかじめ追加費用について相談しておくことが大切です。
リフォームトラブルで多いのが、実際に工事をしてみたら下地が腐っていたので追加工事が必要になり、その費用が見積りに含まれているかどうかで揉めるというケースです。これは、事前にリフォーム業者と追加工事が発生する恐れについて打ち合わせをしていなかったために起こるもので、なかなか見積り書だけでは見抜くことが難しい部分です。

またガス工事といった専門性の高い工事などは、リフォーム業者の見積りに含まれないこともあります。地域ごとに許可や指定があって、リフォーム業者では施工できない部分などもあります。こういった部分についての費用が見積り書に記載されておらず、予算オーバーになってしまうこともあります。

こういったトラブルを防ぐためにも、見積り書を提出された際の打ち合わせで追加工事の可能性とその金額などを、あらかじめ相談しておくことで、リフォーム業者とも良好な関係が作れるはずです。

親身になって相談に乗ってくれる業者を探す!

いかがでしたか。以上のようなトークは未然にトラブルを防ぐだけでなく、業者と一緒になって満足できるリフォームを作り上げようという姿勢の表れでもあります。

長く付き合える業者を見つけることができたら、次は「この住まいを長持ちさせるためには、他にどのようなリフォームが必要なのか?」といったことを尋ねてみると良いでしょう。親身になって相談に乗ってくれるリフォーム業者を見つけることができるはずです。

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