リフォーム業者と信頼関係を築きながらコストも圧縮できる「お金」トークをぜひ覚えておきましょう。 |
しかしお金に慎重になりすぎて、リフォーム業者に極端な値引き要請しすぎてしまうと、粗悪な工事結果をもたらすことになったり、本当に必要な工事がカットされてしまったりと、なかなか上手に交渉することができない場合もあります。事前打ち合わせが工事の完成度を大きく左右するだけに、業者との信頼関係を上手に築ける話し合いができれば、リフォームが一気に成功に近づきます。
そこで今回は、業者からすれば「ドキッ」とさせられるものの、誠実な業者であればキッチリ対応してくれる、そんな「お金のトーク」についての一例をご紹介します。
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「今回のリフォームの予算は○○円~△△円です。」
施主とリフォーム業者のお互いが予算を把握しておくことが、良いプランを作る近道なのです。 |
とはいっても相場から著しくかけ離れた予算では、業者も相談に乗りづらくなります。リフォーム雑誌やリフォーム関連のホームページなどにも、施工写真入りで実例と概算費用が掲載されていますので、自分のイメージに近い事例を参考に、予算計画を立てるようにしましょう。
またこの「リフォームにかかるお金」サイトでも、空間別・部位別の工事費用を取り上げています。このページの右にあるインデックスから、それぞれの記事をご覧いただければ幸いです。
「この『一式』の内訳はどのようなものですか?」
悪い見積りの例。施工範囲がはっきりしない「一式」だらけの見積りはトラブルの元。見積りだけでも業者の体質がわかるのです。 |
見積り書に「一式」という表記が全くないケースは存在しないと思いますが、気をつけたいのは全てが「一式」で書かれている見積りです。ひどい業者になると、右の写真のように施工範囲や使用する設備・建材品が全くわからない見積りを提出してくることがあります。
施工範囲や使用する材料についての見積り項目が「一式」と表記されている場合は、別途「内訳書」を提出してもらえば安心です。また、内訳書についても業者に必ず説明してもらうようにしましょう。悪徳業者であれば内訳を表記することは苦手ですし、仮に表記できたとしても、相場からはるかにかけ離れた金額を提示するので、業者を見極める上でも有効なテクニックです。
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次のページでは、さらに突っ込んだ「お金トーク」についてご紹介します。