リフォーム費用/リフォーム見積りの読み方・諸費用

リフォーム見積りはココを読む!失敗しない業者比較法(2ページ目)

リフォームの見積り書というものは、一般消費者にとってはあまりなじみのないものであり、なんとなく業者に説明されるがままに見てしまうことが多いと思います。ですが、ここにリフォームを安全・安心に進めるための重要なキーワードが隠されているのです。今回は見積りを比較する際に、気を付けておきたいポイントについてご紹介いたします。

大野 光政

執筆者:大野 光政

リフォームにかかるお金ガイド

「掛け率」だけで判断してはいけない

前ページでもご紹介したように、リフォームは「材料費」+「工事費」で構成されます。そのため、材料価格を安く提示してくれる業者であっても、工事費やその他経費が高ければ、さほど値ごろ感はありません。では、次の例をご覧ください。

見積りの比較
【材料掛け率の異なる見積り】材料価格にはAの方が安いのですが、合計金額はBの方が安くなっています。材料代の値引率だけで判断するのは早合点です。

上記の例において、「洗面化粧台 X-XXX」のメーカー希望小売価格が20万円だった場合、Aでは20万円の50%(これを「掛け率」と呼びます)であるのに対し、Bでは70%となっています。商品代だけで比較すると、Bの方が高いように思われますが、合計金額ではほとんど差がない上、むしろBの方が安くなっています。

洗面化粧台

欲しい設備・建材商品がある場合、その部分だけの見積り比較をしてしまいがちです。気をつけておきましょう。

このように設備や建材などで、施主のお気に入りの材料などがあると、ついついその部分だけに目が行ってしまい、値引率や掛け率だけで判断をあせってしまうことがあります。工事が絡む内容だけに、値段だけで業者を選ぶのは考え物ですが、このような価格提示に対して、業者を適正に評価するためにも、材料掛け率だけで業者をふるい落とすようなことはやめましょう。

「経費」もしっかりチェックしよう

リフォームの見積りにおいて、材料費と工事費が必要であることはすでに前述しました。その他にも工事をする上で、業者が必要とする費用があり、これらを「諸経費」として位置づけています。この「諸経費」が絡む見積り比較において、判断しにくい事例として以下のようなものがあります。

経費の見積り比較
【経費を考慮した見積り比較の例】部屋ごとの工事費用はAの方が安く見えますが、監督費・諸経費などを入れたトータル金額はBの方が安いのです。

部屋ごとの工事費用では、一見すると見積りAの方が安いように思われます。しかし、監督費や諸経費を加えた合計金額では、Bの方が安くなっています(ちなみに諸経費率は見積りAが約20%で、見積りBが約10%です)。

このように工事費用を比較するには、部分的に捉えるのではなく、全体のバランスを考慮して判断する必要がありますので、見積り書を見比べる時は、掛け率同様、部分的な金額にこだわり過ぎないようにするのが、上手に予算を抑えるコツです。

見積り書についてどんどん質問しよう!

見積り書はリフォーム業者ごとに書き方がまちまちであり、単価も違えば、施工方法も違います。なので、見積り書をもらった時、その金額が意味するものを一気に把握することは非常に困難です。

リフォーム業者にあれこれ質問すると、気分を害されるのではないかと心配になる方も多いと思いますが、逆に不明な点を遠慮なく聞いてみて、少しでも施主の目線に立ってくれて、わかりやすく解説してくれる業者を選ぶことが、実はリフォーム大成功への一番の近道です。

これからリフォームをするかどうか考えている施主に対して、不安や誤解をなくしていただくために記述する書類の一つが「見積り書」です。ここに業者の姿勢や、施主に対する配慮が垣間見えてきます。どんどん質問して、長いお付き合いの出来る業者を見つけてください。

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