リフォームは少しでも低予算で発注したいもの。しかし、費用を抑えたいがために必要な工事を省いてしまうと、当初は安い金額であっても、後々補修工事が必要であったり、かえってリフォーム費用を膨らませてしまったりと、トラブルにつながってしまうのです。

そこで今回は、目先の安い工事金額を選んでしまったために、「安かろう悪かろう」リフォームになってしまったケースについてご紹介します。

【INDEX】
・元和室の根太をそのまま使ったフローリングでやり直しに(1ページ)
下地補修を省いたためにクロス仕上げがイマイチに(2ページ)
グレードをケチったユニットバスで大後悔!(3ページ)

元和室の根太をそのまま使ったフローリングでやり直しに

床下構造部
床下側から見ると、根太(ねだ)がどのように床を支えているかわかります。構造部がしっかりしていることが重要なのです。
Aさんは和室から洋室にリフォームすることを検討していました。B社、C社、D社の3社から相見積りを取ることにしました。全ての業者に「低予算で」と、できる限り工事を最小限度にしてもらうように依頼しました。

B社及びC社は、お互いさほどの見積り価格差はないものの、和室床の下地を補修・補強するように提案してきました。一方D社は「低予算でやるなら、床下地はよほど傷んでいるところ以外は取り替えないで対応する」とのことで、リフォーム費用もB社、C社に比べ約6万~7万円安い見積りでした。

早速Aさんはこの業者に発注しましたが、工事が終了してAさんは愕然としました。新しい洋室と廊下との間の段差がかなり気になり、また、なんとなく床がふわついた感じがするのです。業者に尋ねてみると、下地が傷んでいなかったので、見積り提案通り、現況の下地をそのまま使って施工したというのです。

一般的な和室では、床下地の「根太(ねだ)」が455mm間隔になっていますが、洋室では303mm間隔になっています。フローリング材の性質上、下地がしっかりしていないと床がきしんだり、たわんでしまったりします。さらにこのままにしておくと、フローリング材の継ぎ目部分のすき間が広がってしまったり、床が反ってきてしまったりするのです。

AさんはD社にクレームの電話を入れましたが、当初の見積り通りであることを理由に、手直し工事を拒否されました。結局Aさんは改めてB社に工事を依頼し、同じ工事を2度やるはめに。お金も時間も無駄に費やすことになったのです。

【結論】
・相見積りを活用して安い業者を見つけるのもいいが、工事内容について他社と異なる部分についてはよく説明してもらうこと。

次のページでは、内装工事に絡んだトラブル事例をご紹介します。