ED治療薬は現在、EDの症状を改善するのに最も有効な選択肢と考えられています。ED治療薬は、さまざまな研究や臨床試験を踏まえ厚生労働省の承認を得て、医薬品として処方されており、有効性(効き目)も安全性も確認済みです。
ところが、冒頭のような声が寄せられる一方で「予想以上」の高い効果に対して、習慣性を心配される方が多いのも事実です。「ED治療薬の副作用とは?」でも少し説明しましたが、ED治療薬に習慣性はまったくありません。
依存症とも習慣性ともまったく無縁
スポーツなどと一緒。まずは習うより慣れてみては? |
この諺(ことわざ)を「頭で思い悩むよりも、まず自らの身体で試してみよ」という助言と捉えるならば、ED治療薬の効き目こそ、実際に体験してみなければ、その素晴らしさは決して分かりません。
ガイドのクリニックには、ED治療薬の効果に対する驚きや称賛の声が毎日のように寄せられています。いずれも、自らの体験に基づく偽りのない感想です。
半面、その効果の高さゆえに、ひょっとして、依存症になったり、習慣性になったりするのではないかという懸念をお持ちの方も少なくありません。
冒頭の諺になぞらえれば「習うより慣れすぎて、後戻りできないのではないか」というわけでしょう。
しかし、心配は無用です。ED治療薬には身体依存症や習慣性、中毒などはまったくありません。極端な話ですが、毎日飲んでも大丈夫です。
ED治療薬は性器のビタミン剤
ご存知の方も多いと思いますが、ED治療薬はもともと、心臓病の治療薬として開発されてきたという経緯があります。
そのようなわけで、承認前に十分な臨床試験を重ねていますから、適切な使用法を守れば、極めて有効性が高く、安全な薬といえるのです。その効果の確かさはこれまでの連載でも折りに触れて紹介してきたとおりです。
その分、ガイドのクリニックには効果とは裏腹の常用性や習慣性を気にされる方からの問い合わせが後を絶ちません。代表的な質問は「効くのは嬉しいけれども、これ無しではダメな身体になってしまうのではないか」「飲み続けるといつかは効きが悪くなるのではないか」というものです。
実際、ED治療薬はよく効くので、多くの患者さんが精神的に頼ってしまう傾向がありますが、「ED治療薬は性器のビタミン剤」のようなものです。使い続けていると慣れで効果が落ちたり、初回の劇的な効果が頭にこびりついていて効果が落ちたように感じるようなことはあります。このような場合は薬剤の容量を増やしたり(医師に相談して)、他のED治療薬にかえてみるなどで対応するといいでしょう。
大切なことは、ED治療薬の助けを借りて豊かな性生活を得ること。そして、ED治療薬の効果で付けた自信でEDを改善の方向に導いていくことです。