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ED・勃起不全/ED・勃起不全の治療

ED治療薬の服用時の注意点

ED患者にとって、神の助けのようにも思われるED治療薬。ただし、他の薬同様、服用時には気をつけたほうがいいポイントも…。しっかり理解して、安心した気持ちで上手に活用しましょう。

提供:東和薬品

執筆者:All About 編集部

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「この薬は使用上の注意をよく読み、用法用量を守って正しくお使いください」――。テレビCMなどでおなじみのフレーズです。

薬がその持てる力を発揮するためにはきちんと服用されなければなりません。特に、医療用医薬品であるED(勃起障害・勃起不全)治療薬は、医師の指示通りに正しく服用しましょう。

巷(ちまた)にまことしやかにささやかれる無責任な情報に惑わされることなく、医師からの正しい情報を元に服薬するという心がけが必要です。そこで、今回はED治療薬を服用する際の注意点を取り上げてみましょう。

水以外で飲んではダメ?

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薬は水かぬるま湯と一緒に飲むように作られています

薬は水かぬるま湯と一緒に飲むように作られています

D治療薬に限らず、薬は必ず水かぬるま湯と一緒に飲むように心がけてください。ED治療薬に限らず、ほとんどの経口の医薬品の臨床試験では、薬は水かぬるま湯で飲まれています。そのため、期待される効果と副作用についても、水かぬるま湯で服用することが前提となっています。

また、タブレット(錠剤)やカプセルは、水無しで飲んだりするとのどに張り付くことがあり、場合によっては食道の潰瘍を引き起こします。しかし、だからといってお茶やジュース、牛乳や、栄養ドリンク、アルコール飲料などで飲むこともお勧めできません。

ED治療薬は、日本での発売開始から9年以上たっており、様々な飲み合わせについての経験も豊富に蓄積されていますが、思わぬ相互作用が現れる危険性も否定できません。

特にアルコール飲料は適量では緊張をほぐして勃起に良い影響を及ぼしますが、飲みすぎると感覚が麻痺してしまい、ED治療薬の効果を薄めてしまいます。そのため、ED治療薬をアルコールで流し込むというのはお勧めできません。

いつ飲めばいいの?

薬には、飲むのに最適なタイミングが定められています。ED治療薬の場合では薬によって若干異なりますが、大体、性行為を行う1~2時間ほど前に服用することで最大の効果を発揮するようです。

また、これも薬によって差がありますが、概ね空腹時に飲んだ方が効きやすく、満腹時は吸収が悪くなり効果が出にくくなります。食事をしたら1時間以上あけてから服用するようにしてください。

車の運転などをしてもいいの?

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運転操作をする場合には注意が必要

運転操作をする場合には注意が必要

D治療薬の中には、服薬指導冊子に「色が変わって見える等の視覚変化があらわれることがありますので、自動車等の運転操作をする場合にはご注意ください」と書かれているものがあります。

また、米国連邦航空行政局では各航空会社に対して「パイロットに服用後6時間は操縦桿を握らせないように」と要請したそうです。

これは、ED治療薬のまれな副作用として「視覚・色覚異常」が報告されているからです。ED治療薬が作用する陰茎内の酵素と似た酵素が目の網膜に存在しており、誤ってED治療薬が目の酵素を阻害してしまうことで、視覚への副作用が現れると考えられています。この副作用があらわれると、光に過敏になったり、ものが青みがかって見えたり、眼球が充血したりする症状が現れます。

まれな副作用とはいえ、万が一車の運転中や飛行機の操縦中にこのような症状が現れると危険である事は言うまでもありません。少なくとも、初めてED治療薬を飲む際には、車を運転しなくても良いシチュエーションにした方がベターです。

1度の服用で何回まで可能?

ED治療薬は勃起を助ける血管拡張剤であり、決して性欲増進剤ではありません。従って、性的な刺激がなければ勃起は起こりません。

それを踏まえて、何回イケるかというのは個人差がありますから一概には言えません。

1度で満たされる人もいれば、回数の限界に挑みたい人もいるでしょう。

硝酸薬で治療中の方は服用しないで

ED治療薬を服用する際の基本中の基本ですから、これまでの連載でも繰り返し取り上げてきたことですが、どのED治療薬も狭心症や心筋梗塞の治療で硝酸薬を使用している場合には服用しないでください。血圧が危険なレベルにまで下がる恐れがあるからです。ただし、内科の主治医に相談して、硝酸薬を休薬できれば服用は可能ですので、どうしてもED治療薬を試してみたい方は先生に相談してみてください。

また、過去にED治療薬の服用でアレルギーを起こしたことのある方や心血管系の病気のために医師から性行為自体が危険と診断されている方も禁忌となりますので、服用できません。

それ以外にも、ED治療薬によって違いがありますが飲んではいけない方や一緒に飲んではいけない薬がありますので、医師の指導に従ってきちんと服薬する必要があります。

とはいえ、豊かな性生活は人生に活力を与える源です。80歳を超えてED治療薬を服用している方もいるほどです。きちんと事前検査を受ければ道が開ける場合もありますよ。このことからも、安易にインターネットを通じて入手したED治療薬には手を出さないようにしてください。

>>偽造薬に注意



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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