廊下
廊下や居室の床は、経年劣化でフワフワしたり、傷が気になったりするものです。(画像提供:大建工業株式会社)
家族と長く暮らせば暮らすほど、愛着の沸いてくる住まい。自分たちで直せているうちはいいのですが、うまく直せなかったり、住まい手が高齢になってきたりと、家の手入れをためらってしまう時もあるものです。

そこで今回は、築40年の家にお住まいのTさんの事例を元に、予算30万円で廊下及びトイレの床と流し台をリフォームした状況をご紹介します。

床のフワフワ感に急に不安を感じた瞬間

廊下床の傷み
Tさん夫婦で補修してきたものの、床のたわみはさすがにお手上げの状態でした。
Tさん夫婦は、40年前に現在の土地に住まいを求めました。比較的駅に近く、利便性が高いことから、できるだけこの場所で長く住もうと思っていました。築25年前後から、建て替えや住み替えを検討したこともありましたが、子どもたちが生まれ育ったこの家が消えてしまうような気がして、結局長く住むことを決意していました。

家の不具合箇所については日曜大工で乗り切ってきました。Tさんご夫婦には大工仕事の経験はありませんでしたが、自分たちが住むだけだから、自分たちが困らなければいいと思い、ホームセンターや日曜大工の本で手順を学びつつ、補修をして暮らしていました。

しかし、自分たちで施工する補修にも限界が来ました。数年前に廊下の床の傷みが気になったため、ホームセンターで買って来たクッションフロアを貼って補修していたのですが、廊下とトイレの床がフワフワになってしまいました。上を歩くと床がめり込むような感覚で、これではたまの休みに訪ねてくる孫と子どもたちが不快なのではないかと思ったら、急に今の住まいのあちこちが傷んでいるような不安に駆られてしまいました。

いよいよ業者に依頼。でもいくらかかるのか不安。

今まで自分たちで修理をしてきていたため、リフォーム専門の業者に依頼したことがありません。すでに所帯を持った子どもたちにも聞いてみて、とりあえず近隣の2社に相見積りを依頼することにしました。

廊下の床補修の見積りを業者からもらうにあたり、Tさん夫婦はひそかに予算を30万円と見込んでいました。築年数が古いこともあり、それ相応の費用がかかるのではないかと思ったからです。

2社の見積りを比較したところ、提案内容に若干の差が生じました。A社は床を全部剥がし、下地から全面的にフローリングを施工し直す内容で約27万円、B社は古くなったクッションフロアを剥がし、部分的に下地を補修する重ね張り工法による内容で約18万円でした。

比較検討した結果、Tさん夫婦は見積り金額が安いB社の提案を受け入れることにしました。B社は部分的に下地を補修する内容でしたが、下地の傷み具合をチェックしながら施工することと、下地が傷んでいた場合にその都度相談しながら工事を進めることを提案してくれたことも選定理由でした。

いよいよリフォームに取り掛かることになるのですが、Tさんは流し台の交換も同時に検討することになります。次のページでご紹介します。