業者の揚げ足を取る値段交渉はNG

工事管理
施工チェックは必要ですが、揚げ足を取るような言い方ではなく、一緒にリフォームをしているのだという姿勢が大切です。
今度はリフォーム業者のBさんのお話です。Bさんが勤務する会社は、新築も請け負う地元工務店です。リフォーム業に参入して10年以上になりますが、Bさんにとっての「値引きNG客」は「揚げ足交渉」をする人でした。

Bさんはとある施主のリフォーム営業を担当し、プランの策定、見積書・工程表を作成し、無事契約に至りました。この時点で、施主から値引きに関する話は一切ありませんでした。

ところが工事が始まると、この施主の態度が一変します。「クロスの色が思っていた色と違う」とクレームがあり、Bさんはすぐに確認しましたが、施主の選んだクロスに間違いありませんでした。Bさんは「カタログでクロスのサンプルを見た場合よりも、広い面積に施工されたクロスを見ると、何となく明るく見えるからではないか」と説明すると、施主はその旨を最初から説明して欲しかったと言うので、Bさんは説明不足を詫び、当初の契約金額から5,000円値引くことで了承してもらいました。

ところがこの対応が間違いでした。どうも施主はこの一件で味をしめてしまったようで、ことあるごとにクレームをつけてくるようになりました。「フローリングの木目模様が気に入らない」「足場が邪魔だ」「工事のホコリが気になる」など、もはや難癖と思えるものばかりでした。

Bさんも根気よく誠意を持って対応するようにしていましたが、施主の「そもそもこのリフォームは当初から不満だったが、あなたが一生懸命だったから契約してやった」との一言に、いよいよBさんは切れました。

「いい加減にしてください!当初からリフォームに不満だったら、契約してもらいたくありませんでしたし、このような対応をされるくらいなら、最初から私どもはお宅のリフォームを手がけることはありませんでしたよ!私どもの工事がお気に召さないようなら、今この時点で工事契約を解約していただいて結構です!」

工事チェックと粗探しは別物。協力関係が必要!

この後、施主は反省したようで、必要以上のことは言わなくなったようですが、なんとも後味の悪いリフォームになりました。Bさんはリフォーム後、この施主のところに出向くこともありません。Bさんは施主に対し、法的手段を使うことまで考えたのだとか……。そのために施主が主張していた無理難題を全部ノートに記録していたのだそうです。

Bさんは「順調に工事が進めば、経費が安く済む分、契約金額よりも安く請求するつもりでしたが、結局契約金額通りに請求しました。このような施主には物理的にも感情的にも値引きをすることはできません」とも言っていました。

信頼関係作りは打ち合わせ段階から!

リフォームは信頼関係がないと良い工事ができません。信頼関係があってこそ、リーズナブルなリフォームが提案してもらえるのだと思います。見積り書や仕様書、図面の通りに施工されているかを確認するのも重要ですし、中には不誠実な業者もいることは事実ですが、打ち合わせの段階からそういった業者の姿勢はある程度見抜けるものです。この「リフォーム費用」サイトでは、リフォーム打ち合わせ時のポイントなども紹介していますので、良心的な業者を見つける参考にしていただければと思います。

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