トイレは健康チェックの場所

トイレは健康チェックの場所
おおっぴらに語られることはあまり多くないですが、トイレは健康チェックの場所とも言えます
トイレ。便所。厠。ご不浄。いろんな言い方がありますが、私たちの生活では非常に大切な場所です。外出先や、職場でトイレがきれいで快適だというのは、とても重要なことだと思いますし、とくに観光地などで、非常に手入れが行き届いたトイレに出くわすと何となくうれしい気持ちになったりします。

その一方で、エチケットやマナーの観点からは、あまり人前でいろいろと話すような場所ではないのも事実です。

しかし、健康管理という側面からは、トイレはとても重要な場所です。つまり、体に一切の負荷をかけることなく体の情報を知ることができる場所が、トイレです。しかも病院などと違って、ちょっとした知識を持っていれば、自分だけでチェックすることが可能です。

今回は、トイレで簡単にできる健康チェックのポイントについてお話しましょう。


ここだけは見ておきたい、尿のチェックポイント

尿のチェックポイント
尿についても、ちょっと気をつけておくといろいろなことをチェックすることができます。
尿がしたいときに快適にできるということは、ちょっと難しく言うと、腎・泌尿器系の機能が非常にうまく働いているということができます。

逆に、尿が出にくい、排尿時に痛みがある、排尿に時間がかかる、排尿後もやり残した感じが残る、といったことは、通常ではないことです。男性であれば、前立腺肥大、女性であれば膀胱炎などがトラブルの原因としては多いですが、前立腺がんなどについても排尿のトラブルが起こることがあるので注意が必要です。

また、出てきた尿の色調やニオイ、濁っていないかどうかといったことは、ちょっと注意して観察すると異変に気づくこともあるのではないでしょうか。脅かすわけではありませんが、腎臓がんの初期症状は、「無症候性血尿」といい尿の出方そのものは問題ないが、尿に血が混じるというものです。見るからに尿が赤くなる(=肉眼的血尿)場合もありますが、尿を検査してみるとわかる血尿(=顕微鏡的血尿)の場合が多いです。

健康診断で使われているような検尿用のテープは、市販もされていますので、自宅のトイレに備えておくのも良いでしょう。

次のページでは、大便のチェックポイントについてご説明します。