よい睡眠は健康のもと

良い睡眠は健康のもと
よく眠れた翌日は、体調がよいのは、だれしも経験していることです。では、がんとの関係はどうでしょうか?
ちょっと疲れたなぁと思った時や、風邪気味の時など、「今日は早く寝よう」と心に決めて帰宅することはありませんか?

私たちは、本能的に、睡眠が健康維持、体調管理のために良いことを知っているのだと思います。

では、がんの予防にとって、睡眠はどのような意味を持つのでしょうか?

今回は、知っているようで意外と知らない、睡眠とがんの関係についてお話します。

交感神経と副交感神経

交感神経と副交感神経
食事の時にお腹が空いたなぁと感じる。それが交感神経から副交感神経へスイッチが切り替わったサインです。
自律神経という言葉は、みなさんご存じだと思います。自律神経には交感神経と副交感神経という二つのタイプがあります。

交感神経は、いわば、緊張の神経。昔は戦いの時に活性化された神経ですが、今で言うと、仕事や試験に臨むときに活発になる神経です。

もう一つは、副交感神経。これは、リラックスがキーワードの神経で、腸管の運動を促進させる働きもあります。

自律神経とは、読んで字のごとく、自ら律する神経ですから、私たちが特に意識しなくても、勝手に、交感神経と副交感神経のスイッチを入れ替えていきます。

よく、一仕事終えてふと気がつくと、お腹が「ぐるる」と鳴って急に空腹を感じることがありますが、これは、まさに、交感神経から副交感神経に入れ替わったことによるものです。通常は、この交感神経と副交感神経のスイッチが1日の中で適宜入れ替わっていくことで体のコンディションは整えられていきます。

そして、睡眠は、このスイッチに大きな役割を果たしています。

次のページでは、睡眠と自律神経、そしてがんとの関係についてお話します。