奥行があるバルコニーのマンション登場
戸建ての上階のテラスは、心地よいもの。奥行あるバルコニーの登場で、マンションの生活空間も変わっていく |
随分以前に、クライアントから奥行のある南側ルーフバルコニーの価格設定を相談され、希少性から通常以上に高く設定することを提案したところ、それでもかなり人気になりました。(南側の採光の良い場所にルーフバルコニーがあるケースは少ない)
マンション用地価格が高騰し、企画力がより求められる中、奥行のあるバルコニーを標準として備えているマンションが登場しました。
採光の良い開口部側において、奥行のあるバルコニーは、それだけでも空間の拡がりを感じさせるもの。事例を挙げながら、その魅力を紹介します。
生活空間としてバルコニーをより魅力的に
イトーピアエフィールさいたま新都心の外観。東・西・北を道路や川に面した三方角地の敷地に立地。開放感のある場所だ |
イトーピアエフィールさいたま新都心のパラディ(バルコニー)例。ワイドで奥行があるのが特徴。 |
住戸プランに約7.2~約10.5mのワイドスパンを採用し、上記の間取図のように一部3.5mの奥行を全住戸に確保し、通常のバルコニーよりも広くなっているのが特徴です。パークシティ新浦安グランデで見たときも感じましたが、バルコニーは奥行3m以上あると、ちょっとしたオープンテラスのような趣になります。
パラディのイメージパース。天気のいい日などは、ここで新聞を読みながら朝食をとるのもいいかもしれない |
それ以外にも、同物件はセンターキッチンのプランなど、13タイプ32バリエーションの特徴あるプランが用意されています。
次のページでは、奥行約4mの開放感あるバルコニーを採用したレイディアントシティ本郷台を紹介します。