皆さんは、自分の「舌の表面」を見た事がありますか?鏡で見ると、舌に苔が生えているように見えます。どうしてそのように見えるのか?取った方がよいのか?今回は舌に関する疑問にガイドがお答えします。

苔に見えるもの、それは…

鏡で舌を見る
鏡で見ると、舌の中央部が苔が生えているように見えませんか?
正確には、苔ではなく舌の表面に存在している先の尖った「糸状乳頭」と呼ばれる突起です。その先端が2~3本に枝分かれすることもあり、苔のように見えています。苔に見えるほど細かくなっているのは、物をなめるときに役に立つと考えられているからです。正式な名前は、舌に生えた苔のように見えるため、「舌苔(ゼッタイ)」と呼ばれています。



舌で体調がわかる!?

舌は古来から東洋医学などで、全身の健康状態を診断する重要なポイントの1つとされています。これらは「舌診」と呼ばれ、舌の全体の形や色つや、そして舌苔の状態、舌の裏の血管の状態などを総合的に観察して、健康状態を把握するというものです。特に上部消化器官との関連が深いと言われています。ちなみに正常の状態では、薄く白い苔のように見えます。

舌苔の変化で概ね次のようなことがわかるとされています。
  • 舌苔の量が多い
    胃や腸などに何らかの症状がある。舌の本体が見えないほど、大量の舌苔がある場合には、症状が重いことをあらわしています。

  • 舌苔がまったくない
    一見健康そうですが、これは異常です。体の水分が少ない、栄養不足といった状態を表しています。

  • 舌苔が黄色い
    熱がある、水分が不足している、胃腸が弱っているなどの状態を示すことがあります。

  • 舌苔が黒い
    舌苔が黄色い状態より、さらに症状が進行していると考えられる。


実際の舌診では、舌苔のほかにも、舌の形や色のさまざまな組み合わせを総合的に判断して、体調を判断するようです。皆さんも風邪をひいて、熱が出たときなど、鏡で舌を見ると色や形、舌苔の状態が普段の状態と違うのが判ると思います。

>>では、舌苔は取った方がよいのでしょうか?>>