ジンバブエってどんな国?

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ジンバブエの位置。
アフリカのジンバブエが、大統領選で揺れています。国際的にも大きな問題になっています。

ジンバブエという国はイギリスの自治植民地として成立し、1965年、「ローデシア」という名前で支配者だった白人による政権によって、「独立」が行われました。この少数白人政権は黒人差別政策を行ったので、この政権は内外から大きな非難を浴び、武力闘争も起こります。

1980年、それまで反政府ゲリラ闘争を指揮してきたムガベ氏が首相となり、国名を「ジンバブエ」として正式に独立。後に大統領となる彼は、白人との融和政策を進める寛容さをみせ、欧米からも高く評価されました。

どんな英雄も独裁者になってしまう?

ムガベ大統領はその後大統領選挙で4選を果たしますが、そのなかで次第に独裁色を強めていきます。

2000年には白人大農場の強制収用(ファスト・トラック)を開始するなど徐々に強権的な面を見せ始めたムガベ大統領は、2002年の大統領選で野党党首チャンギライ氏との一騎討ちの際、選挙不正疑惑がもちあがると治安部隊によるデモ鎮圧、野党指導者逮捕という行動に出ます。

その後も野党への弾圧を続け、欧米との関係は悪化。そして今年の大統領選をめぐり「弾圧が続いている」と決選投票不参加を決めたチャンギライ氏に対して、あくまで決選投票を強行、ムガベ大統領は政権維持に躍起です。

国連や、隣国で組織される南アフリカ開発共同体(SADC)も懸念を示し、仲介しようとしていますが、ムガベ大統領は聞く耳持たず……どんな英雄も、権力の座にいれば必ずこうなってしまうのでしょうか?

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