マリアナ諸島の歴史

サイパンとグアム
サイパンとグアムは近いが異なる行政区分に属している。
マリアナ諸島連邦は、サイパンを首都としたアメリカ合衆国内の自治領です。

1521年、あの世界一周を遂げたマゼラン(もっとも本人は途中で死んでいます)がサイパンにきたことから、この地域はスペイン領となります。スペインはその後、南のカロリン諸島やソロモン諸島を領有していきました。

しかしスペインの勢力が衰えると、マリアナ諸島に入ってきたのはドイツでした。ドイツは1899年、マリアナ諸島やその他周辺の太平洋諸島を領有します。

第1次世界大戦後、ドイツが植民地を放棄させられると日本がこの地域を国際連盟から「委任統治」させられることになります。第2次世界大戦の敗戦によってそれもやめさせられ、以後はアメリカの「信託統治」におかれていました。

1986年からは、北マリアナはアメリカの自治領という形で政府を形成し、現在に至っています。

グアムの歴史

サイパンの近く、グアム島も当然のように16世紀にヨーロッパ人がやってきて、スペイン領となります。

しかし、1898年、スペイン軍とアメリカ軍が衝突したのをきっかけに両国によるいわゆる米西戦争が起こります。これに勝ったアメリカは、グアム島とフィリピンを獲得しました。

第2次世界大戦のなかで日本に占領された時期もありましたが、その後グアム島はアメリカの準州(自治属領)となり、今日に至っています。

このような形で、サイパンとグアム、近いようで、実は別々の行政区分になっているのです。

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