都内の認知症専門病院では、集団感染で高齢者が死亡! 院内感染の恐ろしさを改めて実感…… |
【CONTENTS】
■1ページ…… 死者まで発生! タミフルが効きにくいAソ連型が蔓延中
■2ページ…… インフルエンザには、どんな種類がある?
■3ページ…… 治療法もタイプごとに違う?
タミフルが効きにくいAソ連型が、わずか1週間で倍増!
国立感染症研究所などの調査によると、インフルエンザの治療薬・タミフルに耐性を持つ(薬が効きにくい)ウイルスが、新たに12都県で確認されたことが、1月21日に判明。厚生労働省が発表した調査結果と合わせると合計23都道府県になり、1週間で倍増しました。このウイルスはAソ連型(H1N1)で、国内で流行しているウイルス3種類のうち、36%を占めているタイプ。同研究所は、「耐性ウイルスが全国規模で蔓延しているものと推測され、大規模な流行に発展するおそれがある!」と、警告しています。町田市では、A香港型に感染した高齢者3人が死亡!
一方、1月17日には、東京都町田市の鶴川サナトリウム病院で、77~100歳の女性患者3人が、インフルエンザで死亡していた事実が発覚! 同病院では、入院患者や職員100人超に上る集団感染が発生し、その後の調査で、A香港型ウイルスであることが判明。一方、タミフルに耐性を持つ場合があるAソ連型は、検出されませんでした。同病院によれば、タミフルの投与などで回復した患者も多く、タミフルが効かないおそれがあるAソ連型でなかったことが、せめてもの救い……。このように、高齢者の場合は、死に至るケースもあり、インフルエンザの恐ろしさを改めて認識させられますね。ところで、インフルエンザのニュースには、「A香港型」「Aソ連型」など、さまざまなタイプが登場しますが、これらにはどんな違いがある? インフルエンザ・ウイルスの種類について、探ってみると……